Rの曲線が作る優しい空間…ナチュラルで開放的なエントランスデザイン事例

ナチュラルデザインが醸し出す落ち着きと安らぎのエントランス

清潔感・温かさ・落ち着き・開放的、全てを兼ね備えたエントランスリフォーム

お客様とは8年のおつきあいとなり、これまで、商談フロア、イノベーションフロア、エンジニアフロア、営業フロア、管理部フロアなど様々なフロアのリフォームをお手伝いしてきました。

※過去のオフィスデザイン事例はこちらでまとめてご紹介しています。
「フロア毎のリフォームで少しづつ作っていくオフィスデザイン事例」
「スタッフのイノベーションを生み出すオフィスデザイン」
「社員が働きやすい環境を整えたい…そんな思いをカタチにしたオフィスデザイン」
「ABW・素材感・造作家具etc…こだわりの詰まったオフィスリフォーム事例（前編）」
「ABW・素材感・造作家具etc…こだわりの詰まったオフィスリフォーム事例（後編）」

今回は、満を持してエントランスリフォームに着手することとなりました。
“できるだけシンプルな空間にしたい”とのご要望を元に掲げたテーマは、「ナチュラルで開放的なエントランス」清潔感・温かさ・落ち着き・開放的といったキーワードをもとに内装をデザインしました。

【リフォーム前】ビルの顔を変える、エントランスリフォーム

ビジネスの第一印象を決めるエントランスをリフォームして、グレードアップしましょう。

こちらはリフォーム前のエントランスです。
お客様は、2000年にこちらの6階建ての中古ビルを購入されたのですが、エントランスは購入時のまま使用されていました。
過去に何度か弊社からエントランスリフォームをご提案差し上げたこともあるのですが、他のフロアを優先されたいとのことで、結果的にエントランスが最後のリフォームフロアとなりました。

※エントランスリフォームを最後にされた理由は、同社の代表インタビューの中でお話頂いています。
「【社長インタビュー】オフィスは会社の成長と共に進化させていくもの」

【リフォーム後】曲線が織りなす、明るく爽やかなエントランス

硬い印象を解消。モルタルで平らにし、真っ白なシートを採用。

元々ビル備え付けだったベンチ・ステージ・カウンター等のコンクリート部分は、撤去するのにかなり工事費用がかかるため、それらを残す設計も含めて今回は3つのデザインプランをお出ししました。

結果的には、カウンター台と上部の装飾を含めたコンクリート部分をすべて撤去して、空間を広く使うプランが採用となりました。
古く硬い印象だった壁のタイルは撤去ではなく、モルタルでしごいて平らにした上に真っ白なシートを貼るという方法で工事しました。

空間デザインの中心はRの曲線です。
まず正面に、エレベーターへ繋がるR壁を立てました。
そして天井には、明るい木目調のルーバーを曲線的に取り付けて、側面の壁まで繋げました。

コントラストを楽しむ、明るい木目調と塩ビタイルの組み合わせ

Rの曲線が床にも現れる、空間統一のデザインパターン

さらに床も、天井のルーバーの曲線に合わせてR状に素材感を変え、コントラストをつけました。
エレベーター前の部分はモルタル調の塩ビタイルを、その他の部分は明るい木目調の塩ビタイルを貼っています。

デザイナーズ家具で彩る、エレガントなウェイティングスペース

スタイリッシュな家具とともに、印象的な企業ロゴが映えるウェイティングスペース

ウェイティングスペースには、リプロダクトを中心としたデザイナーズ家具が設置されています。

チェアは「アルネ・ヤコブセン」のファブリック素材のスワンチェアで、照明は「レ・クリント」のサイナスラインペンダント、温かみのある空間に、上品なエッセンスをプラスしてくれるアイテムの数々です。
テーブルは、「Francfranc」のマーリア サイドテーブル、脚部のスチールが複雑に編み込まれたおしゃれなデザインです。
これらの家具は、すべてお客様ご自身で選ばれました。

R壁の正面には、企業ロゴをステンレスの切文字にしてピン刺ししました。

「レセプショニスト」で受付業務がスマートに進化

受付システムを一新！透明ガラスの電話台に「レセプショニスト」を設置。

透明ガラスの電話台には、「レセプショニスト」という受付システムを設置しています。

盗難防止のための壁裏の電源造作

裏側でしっかりとワイヤー固定することでセキュアな空間に

壁裏で電源につなぎ、盗難防止のためにワイヤーで固定しています。

壁面の一部に採用した、リアルな石ブロック

シンプルながらも存在感ある石の質感が醸し出す、こだわりのエントラスデザイン。

天然石が生み出す、高級感と存在感のあるオフィススペース

大自然からインスピレーションを得た、天然石のデザイン。

業務スペースへと続くドアの壁面には、天然石のブロックを施しました。「サンワカンパニー」のものです。ごつごつとした素材感がありながらも他の空間に馴染むデザインです。
開閉時に重くなることを避けるために、ドア部分は敢えて石ブロックにせず、同色のクロスを貼りました。

フェイクグリーンで彩る階段下の花壇。

階段下の花壇も美しく演出！ルーバーとフェイクグリーンで素敵な空間に。

階段下の花壇にも天井と同じルーバーを取り付けました。
花壇は、元々設置されていた鉢植えを撤去して、様々な種類のフェイクグリーンを敷き詰めました。こちらは、en景観設計株式会社様のコーディネートです。

照明は、温白色の新しいダウンライトを取り付けました。以前使用していたものは、奥の廊下部分で再利用しています。
企業サインの部分にはスポットライトを当てました。

50周年記念！新しいロゴ看板がビルに誕生

ビル外観もパワーアップ！企業ロゴを取り入れた看板を設置。

お客様は、昨年の50周年を機に企業ロゴを刷新されたとのことで、ビルにも新しいロゴ看板を取り付けました。

メッシュパネルに映える、新しい看板のデザインに注目！

ビルの外観が一新！新しい看板で迎える未来へ。

以前の看板を撤去して、表面のメッシュパネルを白く塗装した上で、新しい看板を金物でとりつけています。