オフィスの壁面をおしゃれにデザインできる!グラフィッククロスとは?
グラフィッククロスは、今オフィスで人気の壁面装飾の一つです。
デザイン壁紙自体は昔から、家や飲食店などで使われてきましたが、最近はインテリアメーカーだけでなく、GUCCIやエルメスなどといった一流ブランドがウォールペーパーをデザインしていることもあり、それらがセレブのホームインテリアとして使われるなど、何かと話題となっています。
そこで今回は、グラフィッククロスとはどのようなものなのかを改めてご紹介すると共に、オフィスで導入した時のメリットと注意点そして費用感などをまとめました。また最後には、弊社のグラフィッククロスを取り入れたオフィスデザイン事例もご紹介しています。
オフィス移転やオフィスリフォームをご検討中の方は、ぜひご参考にご覧ください!
オフィスの壁面デザインに使われる“グラフィッククロス”とは?
グラフィッククロスとは、絵・写真・文字などのデザインを壁紙などに印刷したもののことで、主に壁・天井・床などのインテリアに使われています。
オフィスでは、主に壁面内装の一つとして使われており、空間のポイントとなるような幾何学模様・カラフル模様をはじめ、植物やビーチなどの絵画風や実際に撮影された写真を印刷したものなど、空間のテーマに合わせて様々なデザインが取り入れられています。
また、企業ブランディンの一環として、企業ロゴ・事業モデル・企業ビジョン・理念クレドなどをデザイン化したグラフィッククロスを壁面に貼っていることもあります。
グラフィッククロスをオフィスに導入するメリットと注意点
グラフィッククロスは今人気のオフィス内装の一つで、弊社でも多くのお客様に提案し実際に採用されています。
ここからは、グラフィッククロスをオフィスに導入するメリットと注意点を解説していきます。
●グラフィッククロスを導入するメリット
①オフィス空間が一気におしゃれになる
壁は部屋の雰囲気を左右する大事なパーツなので、ここをおしゃれにするだけでオフィスの印象を大きく変えることができます。
オフィス全体のリノベーションや家具の買い替えなどが難しい場合でも、壁にグラフィッククロスを貼るだけで、簡単にイメージチェンジすることが可能です。
①デザインの種類が豊富
グラフィッククロスは、たくさんの種類・デザインから選ぶことができます。
各メーカーが販売している既製デザインはもちろんのこと、プロにデザインを依頼したり、手持ちの写真を印刷したりすることで、自社オリジナルの壁紙を制作することも可能です。
③取り付け・取り外しが簡単
グラフィッククロスの施工は、通常の壁紙と同じように糊で貼るだけなので、特別な工事は必要なく簡単に貼り替えも可能です。
また原状回復工事の際も通常の壁面工事と同じなので、特別料金などはかかりません。
●注意点
①壁の素材によっては貼れないことも…
グラフィッククロスは、凹凸のある壁や木等の天然素材などには貼れません。
貼り付け可能な素材は、通常の壁紙と同じ仕様と考えて頂く必要があります。
②長期間経つと劣化する可能性も…
グラフィッククロスは、通常の壁紙同様経年劣化します。
特に紫外線などによる光劣化は、目立ってしまう可能性もありますので、貼る場所や環境には注意が必要です。
③デザインに凝り過ぎると落ち着かないオフィスになることも…
グラフィッククロスは、オフィスをおしゃれに彩りますが、華やかなデザインのものを多面的に取り入れてしまうと落ち着かない空間になる可能性もあります。
オフィス全体のバランスを考えながら、場所・大きさ・色味・模様などをコーディネートすることが大切です。
グラフィッククロスをオフィスに導入する際の費用とは?
グラフィッククロスの費用は、デザインがオリジナルか既製か?大きさがどのぐらいか?施工にどのぐらい手間がかかるか?などによってかかる費用が変わってきます。
今回は3つの違ったケースを元に金額例をご紹介します。
●ケース1
・クロスのデザイン:オリジナル
・クロスの大きさ:横幅69m
・施工要員:1人
<金額>
・デザイン費:20万円
・印刷費:12,500円/m
・施工費:35,000円
合計:862,500円
●ケース2
・クロスのデザイン:既製品
・クロスの大きさ:26.7㎡
・施工要員:1人
<金額>
・クロス購入費:5,400円/㎡
・施工費:35,000円
合計:179,180円
●ケース3
・クロスのデザイン:既製品
・クロスの大きさ:横幅6.5m
・施工要員:2人
<金額>
・クロス購入費:9,000円/m
・施工費:70,000円
合計:133500円
※上記でご紹介している費用は目安となります。
デザインの内容などによって、金額は変わりますので予めご了承ください。
グラフィッククロスを取り入れたオフィスデザイン事例①:唯一無二のオリジナル壁
こちらは、海外のゲームコンテンツを国内向けローカライズする事業を展開されていらっしゃる外資系企業のオフィスデザイン事例です。
写真のグラフィッククロスは、業務スペース内に施された完全オリジナルデザインのものです。
“ゲームをイメージした壁にしたい”というお客様からのご要望を元にデザインし、3パターンほどご提案したところ、こちらのドット絵を気に入って頂きました。
企業ロゴが中心に配置された、企業アイデンティティを感じさせる内装になっています。
※オフィスの全貌は、こちらの事例記事でご覧いただけます。
「モノトーン×木目調の空間に遊び心をプラスしたオフィスデザイン事例」
グラフィッククロスを取り入れたオフィスデザイン事例②:空間に溶け込む壁
こちらは、コンサルティング事業・システム開発事業・代理販売事業・ブライダル事業・HRTech事業などを展開されていらっしゃるお客様のオフィスデザイン事例です。
写真のグラフィッククロスは、業務スペース内のファミレスブーススペースに施されています。
こちらは既製のデザインです。
ミーティングなどに使われる場所ということで、空間のポイントとしながらも華美になりすぎない、ナチュラルなデザインのものをお客様ご自身で選ばれました。
※本オフィスの内装については、こちらの事例記事で詳しく解説しています。
「社員の喜ぶ工夫が満載!スケルトンの天井が開放的なオフィスデザイン事例」
グラフィッククロスを取り入れたオフィスデザイン事例③:ビーチのような美しい壁
こちらは法律事務所の空間デザイン事例です。
写真のグラフィッククロスは、会議室内に施されています。
こちらは既製のデザインです。
オフィス全体のテーマが“海”ということで、ビーチや夕日などを思わせるものを弊社よりいつくかご提案し、こちらが選ばれました。
ミーティングテーブルやチェアともマッチした印象的なデザインです。
※詳しくは、こちらの事例ご紹介記事をご覧ください。
「海をテーマにした心癒される空間…法律事務所のオフィスデザイン事例」
グラフィッククロスを取り入れる際に押さえておきたい2つのポイント
“グラフィッククロスに興味がある”“自社でも導入を検討したい”とお考えの方向けに、失敗しないための2つのポイントをご紹介します。
①パース図で事前にしっかりシュミレーションすること
グラフィッククロスは、色や形といったデザインはもちろんのこと、貼る位置・大きさ・その他の内装などによって、実際に貼った時の印象が大きく変わります。
完成した後で“イメージと違った…”と後悔しないためにも、柄だけで選ばず、実際にグラフィッククロスを貼った時の空間をパースにしてチェックしておくことが大切です。
②購入前にクロスの厚さを確認すること
グラフィッククロスは、専門業者に施工を依頼する必要があるものの、貼ったり剥がしたりがしやすく、原状回復工事も比較的簡単にできるのが良い点です。
しかし、あまりクロス下地が薄すぎると、貼った時に壁に凹凸ができてしまいデザインがきれいに映し出されない可能性があります。
そのようなトラブルを防ぐためにも、クロス下地は厚めなものを選ぶことや信用できる施工業者に依頼することなどが大切となります。
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