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オフィスデザインの最前線!イノベーションが生まれるオフィスの条件とは?

先日、“日経ニューオフィス大賞”においてニューオフィス推薦賞に選ばれた企業を訪問し、日本のオフィスデザインにおける最先端に触れてきました。
※以前ご紹介させて頂いた日経ニューオフィス大賞に関する記事はこちら→https://work-design.co.jp/blog/detail.php?id=324

訪問した企業は、NTT都市開発本社オフィス、ヤフー紀尾井町オフィス、LINE office、Goertek Inc.秋葉原オフィス、リクルートホールディングスHQオフィス、良品計画、ゴルフダイジェストオンライン、マースジャパン/ロイヤルカナンの8社で、デザインやレイアウトはそれぞれまったく違ったのですが、共通して見えてくるデザインコンセプトがありました。

それは、「企業成長に繋がる、イノベーションの生まれるオフィスにしたい」という思いです。
そしてその為には、より多くのそして新しい情報が集まってくる場所であること、そして、従業員のクリエイティビティを高める環境であることが重要だと考えているのだと感じました。

では、具体的にそれらをどのように形にしているのでしょうか?
今回は4つのキーワードで、詳しくご紹介していきたいと思います。

※下記の写真はイメージにて、実際に訪問した6社のオフィス写真でございませんので、予めご了承ください。

多様性(人種、働き方、仕事内容、業種、立場)

例えば、外資系企業であるGoertek Incでは、“国籍、ジェネレーションを超え、個々が才能を発揮できる仕組み・環境作り”という企業課題を元に、オフィスを「従業員の健康・美・科学を豊かにするGoertek TOWN」と名付けてデザインしていました。

また他の企業でも、オフィス内に保育園を設けていたり、フリーアドレスと固定席の両方を設けるなど、働き方や仕事内容、立場を超えて、全社員が同じ空間の中で心地よく業務が行える工夫がなされていました。今後は、宗教や菜食主義者に対応した食堂メニューなども当たり前になっていくのではないかと感じました。

テクノロジー(モバイル、オンライン会議ツール、チャット、クラウドストレージ)

昨今のフルスピードなテクノロジーの進化は、オフィスにも影響を与えています。
各社ICTツールの3種の神器と言われる、チャットツール、オンライン会議ツール、クラウドストレージを活用シているところが多く、さらに、モバイルメッセンジャープラットフォームのLINEでは、会議室予約をLINEスタンプで操作できたり、社内のものはキャッシュレスでモバイル決済できる仕組みも整っていました。

ペーパーレス化も、賃料やコスト削減に繋がると、今多くの企業で進められていますね。

コミュニケーション(従業員、事業部、家族、社会)

情報はオフィス内だけでなくオフィス外にも溢れていると考えてデザインされていたのがyahooで、社内×社内、社内×社外、社外×社外で“情報の交差点”ができるジグザグレイアウトを採用していました。オフィスに併設された、コワーキングスペース「LODGE」はカフェやキッチン、スタジオも併設されており、同社の「日本をUPDATE」していくというミッションを体現しています。

他の企業でも、これまで建設材としてした使用されていなかった国産杉をオフィス家具に採用して環境保全と生活者サポートを実現したり、千葉県鴨川市の棚田に地域課題に取り組むためのサテライトオフィスを設置、社員1名が移住し勤務しているという企業もあり、地域社会との繋がりを重要視している事例も多数ありました。

社員の充実(健康、ライフワークバランス、学び、企業へのロイヤリティ、主体性)

“働く意義・意味を見つめ直すオフィスリノベーション”と題して、現場が主役となってリノベーションを進めることで、社員が当事者意識を持つきっかけ作りと、それを継続する仕組みの構築につなげていたのが良品計画です。
フロアのリノベーションを一気に進めず、敢えて時間差を作って、改善しながら進めていくという方法をとったとのことです。また“完成しないオフィス”は、常に改善と修正が加えられて日々進化しており、その知見を他の企業にも提案しているそうです。

他の企業でも、ブース、ソファ、畳など、目的や気分に応じて使い分けができる様々なタイプのフリースペースを作ったり、知識や感性を磨けるライブラリーやゲームラウンジなど充実した設備のあるオフィスが多かったです。

また、心を落ち着かせる観葉植物に囲まれたオフィスもあり、今後は心理学を取り入れたメンタルケア要素のあるオフィスは増えそうですね。マイナスイオンを浴びることのできる滝や、瞑想スペースなどを作っても、クリエイティブ能力の向上に繋がるかもしれません。

この記事を書いたのは・・

代表取締役
インテリアコーディネーター プロジェクトマネジメント

坪内 雅彦

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