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【思いはデザインで表現できる】オフィスを企業ブランディングに活用する方法

昨今、企業ブランディングの重要性が高まっています。
企業ブランディングとは、企業の存在意義や目指すビジョンを明確にした上で、それを分かりやすいメッセージで表現し社会に発信すること、商品やサービスでの差別化が難しくなった今、企業ブランディングによって存在価値を高めていくことは、有力な経営戦略の一つと言えるでしょう。

では、企業のメッセージはどこでどのように発信できるのか?
その表現場所の一つとして“オフィス”があります。
オフィスは、顧客、社員、取引先、場合によっては消費者や株主など、すべてのステークホルダーが集まる場所であり、言葉だけでなく、デザインという視覚でコーポレート・アイデンティティを伝えられる、最適な伝達ツールなのです。

そこで今回は、企業ブランディングにつながるオフィスデザインのポイントをまとめました。
これまで弊社が手がけてきた数々のオフィスデザイン、とりわけブランディングを重要視する外資系企業の事例を元に、簡単にできるイメージ戦略からエンターテイメント性を意識した本格的なブランディングデザインまで、詳しく解説していますので、ぜひご参考にご覧ください。

様々な“企業メッセージ”をオフィスでデザインし表現する

理念、ビジョン、クレド、価値観、姿勢など、企業から発信するメッセージには様々な種類があり、その伝達方法は多種多様です。

例えば、今話題の民泊サービスAirbnbは、「暮らすように旅しよう」いう企業ミッションの元、すべてのエリア、ルームを「ブエノスアイレス」「京都」「アムステルダム」といった世界の都市をテーマにしてデザインを変え、オフィスに居ながらにして、旅行先にいるような気持ちが味わってほしいという企業から社員への思いを形にしています。

また、顧客や関係企業に向けたメッセージの例ですと、例えば親近感を持ってもらいたいと考えている食品メーカーは、エントランスにカフェスペースを作りアットホームな雰囲気を演出したり、ユーザーに感謝の気持ちを表したいアプリ運営企業は数十万人の全アプリ会員のスナップ写真をオフィス内に飾ったりしています。

また、社員や消費者に向けたメッセージをダイレクト文字でオフィスの壁や大型ビジョンに映しだす演出も良く目にしますね。
amazon Japanのオフィスにあるとあるブラックボードには、チョークで「WORK HARD,Have Fun、Make history」と書かれているそうです。

企業イメージに合うデザインテーマの選択

以前ご紹介した、オフィスデザインのテーマ選びは企業ブランディングに大きく影響します。
※テーマ別オフィスデザイン事例6選の記事はこちら→https://work-design.co.jp/blog/detail.php?id=315

まずは、どのようなイメージ戦略を行うか?を検討した上でテイストを選択することが大切、例えば、“信頼できる企業”というイメージを持たせたい場合は、床やブースの間仕切りも含め、すべて白、グレー、木目でまとめたシンプル・シックなオフィスにしたり、“ラグジュアリーな企業”という印象をつけたい場合には、高級感のあるレザーのソファや、キラキラしたメタリックな素材を壁や床に取り入れ、程よい緊張感を与えるようなデザインにするなど、色や素材、レイアウトによっても希望のイメージを演出することができます。

また細かいところでいうと、電球の色もオフィスのイメージを左右する要因で、標準の白色を中心に温白色、電球色はより柔らかく温かい印象に、反対に昼白色、昼光色はよりシャープで涼しい印象を作り上げるのです。

企業ロゴ・商品サンプルなど、オリジナルアイテムのオフィス内展示

企業ロゴをエントランスのデザインに組み込んでいるオフィスは多いですね。最も取り入れやすいオフィス内企業ブランディングの一つと言えると思います。
最近では、ただロゴを表示するだけでなく、照明で光らせたり、プロジェクターで投影したり、企業マスコットのオブジェを置くなど様々な表現方法を見かけますね。
企業ロゴは、エントランスだけでなく、ミーティングルーム・廊下の床や天井に壁面ペインティングすることも可能で、以前はブラインドに施すお客様もいらっしゃいました。

商品サンプルの展示ルームを作っている企業も多いです。来客された方にその場で商品を使ったり触ったりしてもらえると商品のブランディングにもなり、また企業への理解を深めることにも繋げられます。この方法は実際に手に取れる商品を持つ消費財メーカーのみの特権のように思われがちですが、システムなどの無形商材を取り扱う企業でも、デモンストレーションルームや大型ビジョンでのサービス紹介など、オフィス内でデジタルに展示することも可能なのです。

オフィスをパブリッシングしてブランド力を高める

これはタニタ食堂が良い事例です。タニタは、「我々は『はかる』を通して世界の人々の健康づくりに貢献します」を自ら実践する場として、オフィスに社員の健康維持・増進を目的としたヘルシー食堂を作りました。
社員の健康サポート環境は、いまや多くの企業が備えているものですが、当時は珍しく、これがTV局の目に止まり、瞬く間に企業の知名度とイメージが急上昇していったのです。

ここまで大掛かりなものでなくても、先日ご紹介した日経ニューオフィス大賞やオフィスデザインアワード、Liveable Office Award等オフィスデザインコンクールへの応募や、企業ホームページでのオフィス紹介などを通じて公にPRすることで、オフィスに来たことがない人々に対してもオフィスを通じた企業ブランディングを行うことができるようになります。

この記事を書いたのは・・

代表取締役
インテリアコーディネーター プロジェクトマネジメント

坪内 雅彦

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