IT企業のオフィスデザインのトレンド～時代の潮流を示す工夫とは？～

IT企業のオフィスは、一言で言うと利便性が高いと言えます。
できる限りスペースを効率的に使い、また業務場所が限定されないような空間デザインを求められることが多いです。
ここからは、弊社のIT企業のお客様のオフィスをもとに、共通する特徴をピックアップしてご紹介します。

●ペーパーレス化
IT企業のお客様は、他業界のオフィスと比較して倉庫や収納棚が少ないです。
書類や資料は紙ではなくデータで管理されていることが多く、オフィスデザインに関するご提案書もデータでの送付を求められることがあるほどです。
徹底したペーパーレス化を進められています。

●フリーアドレス＆ABW
業務スペースは、フリーアドレスを希望されることが多いです。
またその座席も、オープン席、カウンター席、個人ブースなど複数種類作って自由に選べるスタイルを好まれます。

●チェアの機能性にこだわる
IT企業は、座り仕事が長時間に及ぶため、健康に気を使ったオフィス家具が好まれます。
特に、エンジニアやデザイナーなどは、できる限り身体に負担のかからない、機能性の高いチェアを求められることが多いです。
最近は、ゲーミングチェアも人気です。

●テレワーク
あらゆる業務をクラウド管理しているIT企業は、コロナになってからいち早くテレワークを取り入れているところが多いです。
それに伴って、TV会議システムを導入し、オフィスは縮小したり閉鎖したり、リフォームしたりとそのアクションの早さも特徴的です。

時代の潮流に乗って、次々と新しい仕組みを生み出しているITに企業は、オフィスデザインにもそのこだわりが見られます。

ここからは、IT企業において今人気のオフィスをデザインするポイントをご紹介します

●企業アイデンティティを表現する
今、オフィスを企業としての表現の場の一つと考えるIT企業が増えています。
例えば、昨今話題となったappleの新社屋「apple park」は、亡きスティーブ・ジョブズがアップルの未来を描いたものであると言われています。

弊社でも、壁や床に企業ロゴを描いたり、オフィスのメインカラーを企業カラーと合わせたり、行動指針やクレドをデザイン化してインテリアの一部にされたりするIT企業のお客様は多いです。

●最新のデジタルオフィス家具の導入
常に新しいものを積極的に取り入れるIT企業は、オフィスツールにおいても、最新のものチェックし導入されているケースが多いです。

最近では、スマホを使った入退管理システムや会議室予約システム、ポータブルモバイルバッテリー、プライバシーを守るためのサウンドマスキングシステムなどがトレンドです。

●サブスクリプションを上手に利用
特にスタートアップやベンチャー系のIT企業は、事業成長に合わせて数年以内の移転を最初から計画されていたり、社会情勢に合わせて組織形態を短期で変えていく傾向があり、所有物を増やしたくないと考えられることが多いです。

そこでトレンドになっているのが、オフィス家具のサブスクリプションです。
サブスプリションを利用することで、初期費用や原状回復工事のコストカットにも繋がり大変効率的です。

●SDGsを意識したオフィス設備
SDGsは、時代の潮流に乗るIT企業が今最も注目しているトレンドワードと言えます。
オフィスに取り入れるSDGsとしては、廃材の利用や自家発電システムの導入、マイカップの義務化、エアコン温度の調整といった方法があります。

こちらは、「サプライズ！」をテーマにデザインされたクラブテイストのオフィスです。
エントランス、会議室、応接室の壁には、大きな企業ロゴをあしらっています。

一部お客様ご自身でDIYされた場所もあり、お客様にとって愛着のあるオフィスとなっています。

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こちらは居抜き物件オフィスで、以前の床、壁、天井、間仕切りの一部、オフィス家具の一部など、大部分をそのまま活かしています。

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こちらは、黒と木目柄を組み合わせたスタイリッシュなオフィスです。
黒板仕様の壁には、企業ロゴが描かれています。

カウンター席のテーブルは造作のもの、電源カバーもつけられたこだわりの一品です。

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