企業メッセージをオフィス内装に取り入れているデザイン事例とその方法5選
リッツ・カールトンやジョンソン・エンド・ジョンソンの「クレド」に代表されるように、多くの会社で、経営理念や存在意義、行動指針、価値観などが明文化されていますね。
例えばamazonは、
“地球上で最もお客様を大切にする企業であること”
※引用元:http://amazon-jp-newgrads.com/message
ユニクロのファーストリテイリングは
“服を変え、常識を変え、世界を変えていく”
引用元:http://www.fastretailing.com/jp/about/frway/
など、どの会社もとても考え抜かれていて、その会社の高い志が伝わってきます。
また、ちょっと変わったところでは、
バーグハンバーグバーグ
“がんばるぞ”
引用元:http://bhb.co.jp/company
という理念もあります。オリジナリティがあってシンプルで良いですね。
ただ、実際にこれらを社内外に浸透させるのは、簡単ではありません。
そこでご提案したいのは、企業が伝えたいメッセージをオフィス内装に組み込むいう方法です。
オフィスの中で日々目にしたり感じたりしていたら、自然とそれが従業員の心に浸透していくのではないでしょうか?
今回は、実際に企業メッセージをオフィス内装に反映させているケース、または、反映させる方法をデザイン事例と共にご紹介します。
見る人の心情・タイミング次第で受け止め方が変わるメッセージ伝達方法
背面にも道の絵が施されており、全体を「ルート66」に見立てたオフィス内装です。“ずっと続く長い一本道、色んなことが起こるかもしれないけど、みんなで協力して進んで行こうという”という企業の思いが表現されているように思います。
また、この「STOP」という表記についても、①どんなに業務が忙しい時も、たまには立ち止まって周りを見渡してみたら違う景色が見えるよ、とか②追い詰められて孤独を感じても、ここでストップして振り返ったら仲間がいるよ、とか③毎日帰社する前に、一度自席を見直して整理整頓してから帰りましょう、とか、色んな受け止め方ができる面白いデザインですね。
執務室内に液晶画面を設置する方法
上記のオフィスのように、従業員が最も長く時間を過ごす空間に液晶画面を設置して、そこから映像を通して従業員に向けてメッセージを発信するという方法があります。企業の方向性や今期のテーマや目標、今後目指す企業ビジョンなどを業務中に自然と目にすることで、従業員の士気も高まります。
新入社員の紹介動画などを流すのも、コミュニケーション活性化に繋がるかもしれません。
ホワイトボードを活用する方法
上記のように、一つの壁をすべてホワイトボードにして、その中に「クレドコーナー」を作るという方法もあります。
ホワイトボードはビジネスアイデアのアウトプットやプロジェクト進行確認など、常に人が集まる場所になるので、そこにコーナーを設けることで、意思決定時も自然とクレドを意識出来たり、必然的にクレドを目にする機会が増えたりと良いことづくしです。
また、ホワイトボードは書き消しが自由なので、実際にクレドを体現したエピソードを共有したり、クレドに対する新しい意見や疑問点を書き記したりと、日々従業員の意識をブラッシュアップしていくことも可能です。
受付で対外的な企業メッセージを発信する
上記の企業のように、受付に大きなスクリーンを設置して、そこで企業の経営理念や社会に提供している価値、約束事などをまとめた映像や動画などを流し、アピールするという方法があります。
スクリーンは企業からのメッセージだけでなく、商品紹介やCMなど様々な情報発信のツールとして活用できるので、あると便利なアイテムですね。
床にメッセージをペイントしている事例
このように廊下に書かれていると、イヤでも目についてしまいますし、必ず読んでしまいますね。また、内容も、“スピード感を持つ”という明確な行動指針で、“会社のためにも地球のためにもスピード感を持つ必要がある”という分かりやすい理由と共に、“5mを3.6秒で通る早さ”でという具体的なスピードの基準が示されており、とても個性的で面白いです。どちらから歩いて来ても読めるように表記している点も工夫されていますね。
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いかがでしたでしょうか?
このように、様々なメッセージをオフィスデザインに取り入れる方法は色々ございますので、ご希望の企業さまはお気軽ににご相談ください。
お気軽にご連絡下さい!
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