今年の「日経ニューオフィス大賞」から見えてくる、オフィスデザインの最新トレンド
今回は今年の「日経ニューオフィス大賞」から、これからのオフィスデザインを読み解いてみたいと思います。
ちなみに、日経ニューオフィス大賞とは、日経新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会が毎年開催しているイベントで、働く人が個性や創造性を活かせる、よりクリエイティブなオフィスが表彰されるコンペティションです。
そして今年129件の応募の中から、栄えあるニューオフィス推薦賞・経済産業大臣賞に選ばれたのは、「ファーストリテイリング・ユニクロ 有明本部 UNIQLO CITY TOKYO」でした。
公開されたオフィスデザイン写真からは、広大な面積の吹き抜けのワンフロアに、クリエイティビティを高める素材がびっしり詰まった多数の本棚や、ゆったり置かれた執務コーナーやミーティングコーナーのレイアウト、木目と黒の落ち着いた雰囲気が見て取れて、とても素敵でした。
また、ニューオフィス推薦賞・クリエイティブオフィス賞は、
・マース ジャパン/ロイヤルカナン ジャポン 本社オフィス
・ヤフー 紀尾井町オフィス
・LINE office
の3社が選出、さらにその他12のオフィスがニューオフィス推薦賞として表彰されています。
それぞれのオフィス写真は下記のページで公開されていますので、
ご興味のある方はぜひご覧ください。
http://www.nopa.or.jp/prize/contents/congratulation.html
今日本のオフィスは転換期にあります。
例えば、これまでのセキュリティーを重要視する閉鎖的な空間は、新しいイノベーションを生むためのオープン志向へと変化しており、チームや事業部ごとの仕切りを無くした開放的なレイアウトが主流となり、さらにフロア間を自由に行き来できる内階段の設置やガラス張りの会議室なども増えてきています。
また、多様な人が多様な働き方を実現できるように、託児所や食堂を設置、リモートオフィスを可能にするIoTの活用も進み、さらにそれらを地域の一般人にも開放するなど、オフィスで地域社会に貢献するといった取り組みも始まっています。
このようなオフィスの新潮流は、人、モノとのコミュニケーションを活性化させ、ワーカーの新しいクリエイティブな発想を育み、企業の経営革新をサポートしていくことになるだろうと思います。
弊社もその一旦を担えたらと、この賞が発表される度に毎年気持ちを新たにしております!来年も楽しみですね!
それでは、最後にぜひ参考にして頂きたいオフィスデザイン事例を4つご紹介致しますね。
オフィス改装の参考になる、遊び心あふれるフリースペースデザインパース事例
カウンター、ソファ、通常のテーブル&チェアの3種類のコーナーをレイアウトすることで、用途によって使い分けできるようにデザインされています。
空間内の素材も、ファブリック、レザー、プラスチック、木目、大理石など、様々なものを多用しており、また照明も敢えて大きさや高さを変えることで、遊び心あふれる部屋になっていますね。
レトロ風なオフィスにリフォームするならチェックすべきオフィスデザイン事例
吹き抜けの作りで、上層階とはフロア内階段で繋がっている広々としたオフィスです。倉庫をイメージしたレトロなデザインは、雰囲気があって素敵ですね。
1階中央に設置された休憩スペースは、アンティーク風の家具を設置し、またタイルでデザインされた床もポイントになっていてとてもお洒落です。
風通しのよい雰囲気を作り出すオフィスデザインパース事例
仕切は最小限に抑え、マネージャー席との距離も近く設定、会議室も透明ガラス窓を使用するなど、できる限りオープンで開放的なデザインにまとめています。
また、デスクとイスは白と黒のモノクロでシンプルに統一しつつ、本棚や床、会議室のガラス窓に様々な色味を使うことで、洗練されたお洒落な空間に仕上がっています。
公園のような屋外フリースペースデザイン事例
前述したように、このようなフリースペースを一般公開するのが最近のオフィストレンドですね。様々な人とふれ合うことでビジネスアイデアも生まれます。
このようなコミュニケーションスペースと、それを集中してカタチにするためのおこもりスペースの両方を設置する企業が増えているようです。
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