生命の神秘を感じ、創造力を高められる唯一無二のオアシスオフィス
今回は、ANAやキリンなどの一流企業をはじめこれまで累計4,000サイト以上をデザインしてきたWEB制作会社「メタフェイズ様」のオフィスを見学させて頂きました。
こちらのオフィスのコンセプトは“生命力の進化”
その言葉通り、オフィスのいたる所で目にするのは、水、植物、淡水魚、爬虫類、動物などの多種多様な生き物達!そしてこだわり抜いて集められた備品や装飾品、オフィス家具は、デザインのプロだからこそのセンスがキラリと光るものばかり・・・オフィスにいるだけでクリエイティビティが高められそうな空間です。ではさっそく詳しくご紹介していきましょう。
美しいアクアテラリウムに心奪われるエントランス
まずエントランスの正面に見えてくるのは、オフィスのシンボルとも言える大きな水槽です。
中には10種類以上の本物の淡水魚亀が生息しています。時間帯によって見え方が変わり、また時には水槽内に卵が生まれることもあるそう!
毎日チェックするのが楽しみになりそうですね。
次に見えてきたのは、ウェイティングスペースです。壁に飾られている1枚のポスターと4枚のブリキ看板が目に付きます。
詳しくお聞きしたところ、真ん中のポスターは、エデンの園にあり永遠の生命の象徴として神話的に物語られているグスタフ・クリムトが描いた “生命の樹”、それを取り囲むように『魚類』『両生類』『爬虫類』『鳥類』『哺乳類』のブリキ看板を並べることで生き物の進化を表現しているそうです。
なんて哲学的なんでしょう!
ちなみにもう1種『昆虫』のブリキ看板も掲げられる予定でしたが、ちょっとグロ過ぎて却下になったとのこと・・・笑
ここは執務室に続く廊下なのですが、本当に床から生えてきたかのように植物や草がコーディネートされています。これらはすべてダミーなのですが、まるで本物のように自然です。水槽から聞こえてくる水の音と共に大変心が癒やされました。
居心地の良い空間にレイアウトされた執務室
こちらが執務室です。デザイナー、エンジニア、営業、経営管理など、約50人の社員がワンフロアで業務しているそうです。限られたスペースながら、空間を有効利用することで程よい距離感を保てる居心地の良い雰囲気が作り出されていました。
デザイナーやエンジニアの方々が業務に集中できるよう窓側を向いた席も作っています。
奥には、大きなスクリーンビジョンとちょっとした休憩スペースがあります。
スクリーンでは、アニマルチャンネルで流れるような生物動画や、アニメ、映画など主に生物に関連する映像を流しているそうです。インタビューにお伺いした時は、ウミガメ映像が流れていましたよ。
また、棚にはフクロウやうさぎ、象などのオブジェが絶妙なバランスで飾られていました。
社員をキャラクタライズするユニークな取り組み
同社では、全社員のイメージキャラクターとなる生物とカラーとカラーイメージコンセプトを決めて、その社員のコンセプトを設定しているそうです。どの生物とカラーになるかは、代表がその社員の第一印象で決められるそうで希望は受け付られないとのこと、そして人によっては、途中でそのキャラクターが変わることもあるそうです。
ちなみに、そのイメージキャラクターとカラーを元に名刺が作られ、また全種類のフィギュアは代表自らオークションなどで落札して揃えているのだそうです。
面白い取り組みですね!
例えば、今回お話をお伺いした、広報担当の大野様の場合は、“エリマキトカゲ”。理由は派手に見えて実は臆病な生き物なので、性格がピッタリだと思われたとのこと、ちなみにカラーイメーコンセプトはpure(純粋)です。他には、ツチノコやウーパールーパーなどの社員もいらっしゃるそうですよ。
ルーム名にちなんだカラーで統一された会議室
オフィス内に3つある会議室は、それぞれ『モンステラ』『ガーベラ』『サンフラワー』と植物名がつけられており、内装は、その植物の色で統一されています。
ちなみに、こちらの会議室は『サンフラワー』。イスや棚、時計、電話に至るまでイエローで統一された明るく可愛いお部屋でした。
本当に細部までこだわられたお洒落なオフィスはどのように作られたのでしょうか?
今回は、自らオフィスデザインに携わられた代表の城野様と、広報担当の大野様に詳しくお話をお伺いしました。
―なぜこのようなオフィスデザインにしようと考えられたのですか?
城野様:社名である『metaphase』は、生物学用語で細胞分裂の中期という意味です。この社名にちなんで、オフィスも無機質なものでなく、生命を感じられる空間でありたいと以前から考えておりました。
今回のオフィスでは、命が誕生する進化の過程を表現できたらと思い、瓦礫に水が貯まっていつの間にか魚達が泳ぎ出す様子や、壁や床のコンクリートの隙間に植物が芽生えるという様子を表現しました。
オフィスデザインにこだわることで、社員の創造性が高まったり、採用の強みになればという思いで作っていますね。
―オフィスの機能的な面でこだわられたことはありますか?
大野様:制作会社あるあるですが、ディレクターがデザイナーやエンジニアに指示出ししたり、デザインを修正したりすることが多いのですが、その際以前はゴミ箱に座っていたんです。しかしそれではゴミ箱が壊れるし、快適でもない。そこで、社員が使うキャビネットを、クッションがついたタイプにしてそれをイス代わりに使えるようにしました。
―全社員の生物キャラクターを設定するという取り組みは、本当にユニークですね!なぜこのような取り組みを考えられたのですか?
城野様:社員一人ひとりに様々な個性や価値観があり、それらのアイデンティティを尊重できるような会社にしたいと考えたからです。
そのため、社員の名刺や勤怠カードにもそれぞれ個性を持たせたいと思い、弊社なりのVIで表現するにあたって会社のコンセプトでもある進化を感じさせられる生物をに個人個人に付けていきました。名刺デザインは、社員の生物キャラクターを入れたトレーディングカード風にして、お客さんと名刺交換した際に会話が弾んで初対面の緊張が和らげられるような工夫をしています。
大野様:面接の時にこの話をすると、自分がどのようなキャラクターに設定されるのかみんな気になるみたいで、採用のネタにもなっていますね。
―ちなみに代表のキャラクターは何ですか?
僕のキャラクターはヤモリです。ヤモリは屋守という漢字で表現され、昔から家を守る守護神という言い伝えがあり、会社を守る代表としてイメージが近かったので付けました。
代表の会社と社員を大事に思う気持ちが伝わってきますね。
本当にオリジナリティ溢れアイデアが満載のオフィス、とても楽しく見学させていただきました!本日はお忙しい中お時間を頂きまして、ありがとうございました。
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