オフィスチェアを選ぶ7つのポイント
デザイナー、プログラマーは同じ姿勢が多く、肩こりや腰痛、背中痛が慢性化し、仕事を終える頃には体の疲れを感じるという方は多いかと思います。
長時間座っていても痛みや不快感を生じない椅子を選ぶことは仕事の効率を高めてくれます。
そこで、オフィスチェアを選ぶ際の7つポイントをご紹介します。
肩や腰、背中等に痛みを感じている方はこの機会に椅子を見直してみてはいかがでしょう。
Point_1:実際に座ってフィット感を確かめる
ネットで購入する場合はできませんが、可能ならばお店やショールームで実際に座ってフィット感を確かめてから購入することをおすすめします。
背もたれの高さ、座面の深さ、ロッキングの調整幅などは座ってみないとわからないので、ネットで購入するにしても、自分の体にフィットするベストなオフィスチェアを選ぶために実物を確かめておきましょう。
Point_2:チェアの張地
オフィスチェアの張地は「ファブリック」「メッシュ」「レザー」などがあります。
①「ファブリック」
最もスタンダードな張地で、カラーバリエーションが豊富でそれぞれ手触りが異なります。
②「メッシュ」
通気性に優れているので背中やお尻が蒸れにくく、フィット感が良いのが魅力です。
③「PVCレザー」
「ポリビニール・クロライド」の略で、「合成皮革」や「ビニールレザー」
を指します。
汚れに強くお手入れの手間がかからないのが特徴で、汚れは水拭きやぬるま
湯で薄めた中性洗剤などで拭き取ることができます。
通気性がそれほど高くないので、長時間座っていると背中やお尻が蒸れやす いです。
④「PUレザー」
「ポリウレタン」の略で、「PVCレザー」と同じ「合成皮革」です。
通気性が良いので長時間座るのに向いています。
また、肌触りが良く、本革には劣るものの近い質感があります。
Point_3:座面の深さ
人によって最適な座面の深さは異なるので、座ったときに座面の先端で大腿部が圧迫される感じがあるかどうか確かめてみましょう。
反対に座面が浅すぎると足が疲れてしまうので注意が必要です。
オフィスチェアの座面の深さは座り心地だけでなく、「足のむくみ」や「腰痛」にも関係しています。
チェアの座面で膝裏や大腿部の裏側が圧迫されると血流が悪くなり、足がむくみやすくなります。
膝裏が座面の先端に当たる状態だと、腰に負担がかかる姿勢になってしまうので、「腰痛」を予防するには膝裏が座面の先端に当たらず骨盤を固定して座れるチェアが良いとされます。
Point_4:脚の素材
オフィスチェアの脚部の素材は主に「樹脂」か「金属」が使われています。
「樹脂」は軽くて「金属」よりも安価です。
「金属」は「樹脂」より重いですが、高級感があります。
いずれの素材も安全に使える強度は確保されております。
Point_5:アームレストの有無
オフィスチェアには、アームレスト付きのタイプと、アームレストがない タイプがあります。
アームレスト付きのタイプは、腕や肘の疲労感を軽減してくれます。
長時間デスクワークしていると腕や肘が疲れてくるので、アームレストがあれば腕と肘を休ませることができます。
一方、アームレストがある分、閉塞感がありますし、頻繁に席を立つ方には邪魔に感じるかもしれません。
アームレストなしのタイプは、頻繁に席を立つ方に向いています。
また、アームレスト付きのタイプはデスクの下に入らないこともあるので、デスク下にチェアを収納したい方はアームレストがない方が便利です。
中にはアームレストの高さを調整出来る物もあります。
Point_6:ロッキングの種類
「ロッキング」は背もたれの部分を後ろに倒すことができる機能で、 大きく分けると
①「背ロッキング」
②「背・座ロッキング」
③「シンクロロッキング」
の3種類があります。
①「背ロッキング」
背もたれのみ後ろに倒れるタイプで、多くのオフィスチェアが採用しているスタンダードなタイプです。
②「背・座ロッキング」
背もたれと座面が繋がっていて、もたれかかると背もたれだけでなく座面も一緒に傾きます。
③「シンクロロッキング」 背もたれと座面がそれぞれ独立稼働するタイプで、3タイプの中では最も姿勢に合わせやすいです。
主に高性能なオフィスチェアで採用されています。
Point_7:背もたれの高さ
背もたれが低いタイプを「ローバック」、背もたれが高いタイプを「ハイバック」と呼びます。
背もたれの上にヘッドレストが付いている「ヘッドレスト付」のチェアもあります。
背もたれの高さはオフィスチェアを選ぶ上でとても重要で、長時間座るのなら、背もたれが高く体への負担が少ない「ハイバック」か「ヘッドレスト付」が向いています。
「ハイバック」や「ヘッドレスト付」は背もたれが肩甲骨より高いチェアが理想です。
チェアの種類や身長によってどこぐらいまで背中が預けられるか変わるので、背もたれのサイズは必ず確認しておきましょう。いずれにしても、背もたれは大きい方が背中を預けやすくて楽でしょう。
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