クラシカルな気品と木目の温かみを感じる、法律事務所のデザイン事例
今回ご紹介するのは、法律事務所のオフィスデザイン事例です。
弊社が以前手掛けさせて頂いた、同業のお客様からのご推薦でお問い合わせをいただき、新設されるオフィスの内装をお手伝いすることになりました。
完成したオフィスは、クラシカルで気品溢れる雰囲気であると同時に、木目の温かみやモールディングの味わい深さも感じられる落ち着いた空間になりました。
“クラシカル且つおしゃれなオフィスにしたい”とお考えの方に、ぜひご参考にして頂きたいオフィスデザイン事例です。
オフィスデザインに関するお客様からのご要望
歴史ある建物にマッチしたクラシカルなオフィス内装
今回のオフィスは銀座に位置する、“近代建築の父”と呼ばれるアントニン・レイモンドが設計した歴史ある建物にあります。
お客様からは、このクラシカルなビルの雰囲気に合う内装にしたい、というご要望を頂きました。
参考として、レストラン・ラ・メゾン・キオイや同じ建築家が設計したエリスマン邸の写真などを共有していただいたので、実際にそれらの場所に足を運んで見学し、デザインイメージを膨らませました。
内装イメージとして共有して頂いた「エリスマン邸」の実際の様子
モールディングで装飾された、趣あるエントランスデザイン
外からでも目を惹く、レトロで高級感のある入口
こちらはエントランスです。
門構えは、モールディングで装飾しました。
モールディングとは、ヨーロッパの古典建築などで見られる飾り堀りされた建材のことで、表面の凹凸が光による陰影を作り、壁や天井にクラシカルな意匠性をもたせます。
ドアは、フレームがブラック、ガラス部分には装飾格子を設置してアレンジしました。ドアノブも、レトロモダンな雰囲気を壊さぬよう、ゴールドの上品なデザインのものを採用しています。
レトロなデザインのドアハンドル
クラシカルな雰囲気の通路
白と濃い木目がアンティークな雰囲気を演出
こちらは、エントランスから入ってすぐの通路です。
壁は白のクロスをベースに、木目調に塗装した腰壁パネルを設置しました。
床は、木目の濃いアンティーク調の塩ビタイルを敷いています。
天井の梁は元々あったものですが、空調のドレン管を隠すために増設し幅を広げています。
レトロモダンなブラケット照明
折り上げ天井の気品溢れる会議室
上に開放感をもたせたクラシカルな空間
こちらは会議室です。
折り上げ天井にして頭上を高くすることで、空間に開放感を出しました。
折り上げ天井とは、天井の中央部分を高くして上に奥行きを出す手法のことです。
高くなっている部分のみエンボス柄のクロスを貼って、その周りをモールディング囲むことで、老舗のホテルラウンジのようなクラシカルな世界観を演出しました。
壁と床のマテリアルは、通路のものと統一させています。
ペルシャ柄のおしゃれなラグは「フライミー」のもの
オカムラで揃えたミーティングデスクとミーティングチェア
中央に設置したミーティングデスクは、「オカムラ」のプリシード、ミーティングチェアは「モード」を合わせています。
お客様と一緒にショールームに行って選びました。
ミーティングチェアは張り地がベロア素材になっている特注品です。
高級感のあるベロア素材の「オカムラ」モードチェア
レトロな空間にマッチするようにアレンジした窓
窓は元々シルバーフレームのシンプルなタイプでしたが、オフィス全体のクラシカルな雰囲気に合わせて、フレームを黒く塗装し、装飾格子を取り付けました。
レトロな空間にマッチする照明やカーテンをコーディネート
天井のおしゃれなシーリングランプは「フライミー」のもの、お客様が選ばれました。
縁のモールディングの内側に、間接照明も仕込んでいます。
その他、ダウンライトもいくつか設置しています。
窓際は、元々ロールスクリーンになっていましたが、レトロな空間に合わせて光沢感とマットな風合いを融合させたブラウンのカーテンに変更しました。色をあわせたカーテンタッセルもポイントになっています。
ドアも、クラシカルな空間の雰囲気に合わせて、ダークな色味の木製のものを採用しました。
レトロなゴールドのデザインのドアノブ
ヴィンテージなデザインのトングルスイッチ
照明のスイッチも、ヴィンテージ感のあるトングルスイッチに差し替えています。
完成後お客様より“来社されたお客様から、素敵なオフィスですねと言って頂ける”とお喜びのお言葉をいただき、弊社としても大変うれしく感じています。
- お客様
- 銀座ロータス法律事務所
- 業種
- 法律事務所
- 工事範囲
- エントランス、業務スペース、会議室
- 坪数
- 13坪
- 設計打合せ
- 4ヶ月
- 工事期間
- 約1ヶ月
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