【コンペで使える評価表】オフィスデザイン会社選びに必要な9つの評価項目とは?
オフィス移転やオフィスリフォームを行う際、オフィスデザイン会社選びは重要です。
初めての方や懇意にしている会社がない場合は、コンペで選ぶというのが有効な方法といえます。
しかし実際にコンペを開催しても、どのように会社を評価してよいか分からないという声をよく耳にします。
そこで今回は、コンペで会社を評価する際に役立つ「評価表」を弊社で作成しました。
こちらは、これまで1,000回以上のコンペに参加した経験を元に、最適な会社選びの基準となる9つの評価項目と採点方法を採用しています。
後半では、コンペを開催する際のポイントもまとめていますので、
これからオフィスデザイン会社を探される方は、ぜひご参考にご覧ください!
オフィスデザイン会社選びのコンペを行う際のポイント
上記は、今回弊社で作成した評価表です。
【評価項目】
評価項目は、全部で9つに分かれています。
① 見積価格の妥当性
提案されている業務の内容や質に対して、見積価格は適正かを評価します。
見積書は大きく、内装工事、家具、設計マネジメント費の3つに分けられますので、それぞれの内容・金額が適正かどうかを確認するとともに、会社毎に比較してみましょう。
② 減額見積の検討
提案されている内容のバリエーションを検討できるかを確認します。
全体予算を削減するため、コストを下げたプランや見積もりを提案・検討しているかどうかにより、今後の対応力が把握できます。
③ 実施体制
プロジェクトマネジメント、設計デザイン、現場管理などが、工事を取り組むためのプロジェクト体制になっているかどうかを評価します。
④ 業務実績
過去の実績リストや実績事例など、同規模の物件対応で成果を上げているかを確認します。
⑤ デザインコンセプトの理解
オフィスのコンセプトを十分に理解して、プランの方向性を立てているかどうかを評価します。
⑥ デザインの方向性
デザインのイメージが、会社のイメージやCIや希望のイメージと合っているかどうかを評価します。
⑦ レイアウトの機能
レイアウトプランを複数検討して、機能的で使いやすくスペースを有効に活用しているかどうかを評価します。
⑧ 担当者の対応力
設計・マネジメント担当者の対応力はどうかを評価します。具体的には、提案力・問題解決能力・レスポンス力・人間性・信頼性などが評価ポイントとなります。
⑨ 会社の信頼性
会社の業歴・実績、過去の事例、代表の考え方などを確認します。
【採点方法】
すべての評価項目に対して、
・非常に優秀→5点
・優秀→4点
・普通→3点
・やや劣る→2点
・劣る→1点
の点数をつけて、それぞれの会社の合計点数を出します。
オフィス移転・オフィスリフォームにおいて、コンペを行う際のポイント
ここからは、コンペ開催時のポイントをご紹介します。
①コンペを依頼する会社の得意分野を把握しておく
オフィスデザイン会社と一言でいっても、様々なタイプがあり得意分野も異なります。
例えば、レイアウト・内装デザインに強みを持つ会社もあれば、オフィス家具の製造や販売がメインの会社もあります。
各会社がどのような事業形態なのかを把握した上で、自社に合ったタイプを選ぶようにしましょう。
下記の記事では、オフィスデザイン会社の主なタイプを解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「オフィスデザイン会社の特長と選び方」
②コンペを依頼する会社数を増やし過ぎない
日本には素晴らしいオフィス関連会社がたくさんあり、どこに依頼するか迷ってしまうかと思います。しかしコンペに参加する会社数が多すぎると対応が大変になる上、選定も難しくなるため、多くても4社程度(3社がベスト)に抑えることをおすすめします。
③RFPを作成しコンペ参加企業全社に提供する
コンペを行う際には、RFPを作成するようにしましょう。
RFPとは、提案依頼書のことで、オフィス移転・リフォームの目的やデザインイメージ、必要なスペース、スケジュールなど、事前に伝えておくべき内容をまとめた資料です。
RFPを作成することで、同じ情報を参加企業に提供することができフェアに評価することができます。大きなプロジェクトになる場合は、事前説明会を開くという方法もあります。
RFPの作成方法については、下記の記事をご覧ください。
「オフィスデザインに関わる方必見!提案依頼書(RFP)の作成イロハ」
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