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オフィスレイアウトをワンランクアップさせるための13のチェックポイント

オフィスレイアウトは、ベーシックな配置であれば自社で作成することも可能です。
しかし、より働きやすく、より美しいレイアウトにするためには、プロの視点が必要となります。

そこで今回は、弊社がオフィスレイアウトを設計する際に取り入れている視点をもとに、ワンランク上のオフィスレイアウトを見極めるチェックポイントをご紹介します。

オフィス移転やオフィスリノベーションを検討中の方は、ぜひご参考にご覧ください。

目次

ワンランク上のオフィスレイアウトとは?

オフィスレイアウトをワンランクアップさせるための13のチェックポイント

オフィスレイアウトは、社員の安全性が確保され、必要な座席数や会議室数などの前提条件を満たし、什器等がある程度整っている配置であれば問題はありません。

しかし、より働きやすく、より快適なオフィス空間を作るためには専門的な工夫が必要となります。

優れたレイアウトのオフィスは、
“以前より出社率が上がった”“以前よりコミュニケーションが円滑になった”
“以前より居心地が良くなった”“以前より社内の雰囲気が良くなった”・・・など、働きはじめてからその違いを感じてきます。

では、どうすればそのようなオフィスレイアウトを見極められるのか、ここからはそのチェックポイントをご紹介していきます。

働きやすいオフィスレイアウトを見極める7つのポイント

オフィスレイアウトをワンランクアップさせるための13のチェックポイント

まずは、“働きやすさ”という視点で、よりよいオフィスレイアウトを見極めるポイントをご紹介します。

1)ゾーニング
ゾーニングの意図が明確になっているか確認してみましょう。(直接担当者やデザイナーに確認するのもおすすめです)また、ベストなゾーニングを見極めるためには、複数のパターンを比較してみることも大切です。

2)安全性
什器等の耐震性が確保されているか、2方向の避難通路が確保されているか確認しましょう。なんとなくの備えでなく、大地震が起こったときを想定したオフィスレイアウトになっているかがポイントです。

3)動線
きれいな動線が引かれているか、通路が二重になっていない(ダブル通路)かチェックしましょう。動線は、オフィスレイアウトの良し悪しを左右する大事なポイントです。スペース効率の良い空間は、通路とオフィス家具がだいたい同じ割合を占めています。

4)スペースの優先順位
執務スペース→その他のスペースの優先順位でオフィスレイアウトが設計されているかチェックしましょう。オフィスの主役は執務スペースです。将来の人員増加も見越して、余裕のある執務スペースをまずは配置した上で、共有スペース等の配置を考えることが大切です。

5)動作空間と通路
動作空間と通路の幅を確認しましょう。
特に、オフィスチェアの動作空間と通路がかぶると、移動しづらく使いにくくなるので注意しましょう。

6)収納量
必要な収納スペースが確保されているか確認しましょう。ペーパーレスが進んでいるとはいえ、紙の資料をゼロにすることは難しいと思いますので、現実的な量を認識した上で収納場所を確保する必要があります。

7)窓の使い方
窓を什器などで塞いでいないか、有効に使えているかチェックしましょう。
できる限り窓を開放して、自然光が入るようにレイアウトを工夫することでオフィスが明るくなります。

美しいオフィスレイアウトを見極める6つのポイント

オフィスレイアウトをワンランクアップさせるための13のチェックポイント

次に、“外見的な美しさ”という視点で、よりよいオフィスレイアウトを見極めるポイントをご紹介します。

1)デコボコを無くす
什器や間仕切りの設置ラインが揃っているかどうかチェックしてみましょう。特に、コピーコーナーやパントリー、作業スペース、倉庫ストレージなどはガタガタになりがちですが、パーティションを立てて小さなブース型にすると解消されます。
ツラを揃えると、空間がスッキリ見えると同時に無駄なスペースも少なくなります。

2)ストレートな動線
オフィス内の動線がまっすぐになっているかチェックしてみましょう。動線には、回遊式動線やセンター動線、上部メイン動線などがあり、オフィスの広さや業務フローなどによってベストなスタイルは異なりますが、いずれにしても直線がベースになります。

3)機能のまとまり
関連機能がまとまったオフィスレイアウトになっているか、チェックしてみましょう。
下記に例を記載します。
<EX>
・コピーコーナー:コピー機・シュレッター・作業台・トナー/コピー用紙収納
・パントリーコーナー:冷蔵庫・電子レンジ・コーヒーメーカー・ゴミ箱・ミネラル水ウォーター
・宅急便のコーナー:伝票:荷物受け取り場所・荷物出荷場所・作業台

4)パーティションを機能によって揃える
パーティションの高さが揃っているかチェックしましょう。高さの基準は、立った状態で目線を隠す高さ(H1,500)、座った状態で目線を隠す高さ(H1200)、この2つです。すべてのパーティションをあわせる必要はありませんが、ワークブースやフリースペース、デスクパーティションなど、コーナーごとの高さが統一されていると空間がスッキリします。

5)会議室・役員室の広さ
会議室や役員室の広さが適正かチェックしましょう。
狭過ぎるのは圧迫感がありますし、逆に広すぎると物置きになってしまいやすいです。

6)デッドスペース
オフィスの中に、デッドスペースができていないかチェックしましょう。スペース=コストと考え、空間を最大限活用したレイアウトにすることが大切です。今後、増席したりやフリースペースとしてアレンジしたりする場合は、点線表記してみんながイメージできるようにしておきましょう。

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