イメージ通りのオフィスデザインを実現するために・・・知っておきたい5つの便利ツール
オフィスは、少なくないコストと時間がかけて創るものなので、できる限り希望のデザイン空間にしたいですよね。
しかし一方で、たくさんの業者(例えば、ビル管理会社やオフィスデザイン会社、施工業者、内装業者など)が関わるということもあり、当初のイメージ通りに仕上げるということが難しいと考える方も多いようです。
そこで今回は、関わるすべての方が共通の完成イメージを持ち、より理想に近いオフィスを創るために役立つ5つのツールをご紹介します。
これからオフィス移転やオフィスリノベーションを進められる方は、ぜひご参考にご覧ください!
オフィスデザインの目的・テーマ・コンセプトを伝えるための「イメージコラージュ」
イメージコラージュとは、素材を複数組み合わせて、一つのイメージを作り出すこと。オフィスデザインにおいては、オフィス空間やオフィス家具の写真を用いることが多く、依頼側がオフィスデザイン会社へ自社の希望イメージを伝えるために作ったり、逆にオフィスデザイン会社がお客様へ内装イメージを提案する際に作ったりします。
いずれにしても、オフィスデザインの最初の段階で、まだテーマの方向性が定まっていないときなどに活用するのがおすすめです。
●イメージコラージュの作り方
・イメージにマッチした写真をピックアップします。(できる限り数多く)
・写真は、オフィス空間に限らず、一般家庭のお家空間や家具、壁紙などの内装写真などでもOKです。
・集めた写真を並べて、違和感のあるものや調和していないものを外します。
●オフィス関連の写真を見つける方法
・Googleの画像検索
・Pinterest
・弊社サイト内にある「画像ライブラリ」
オフィスレイアウトや特定スペースの内装デザインが3次元的に観られる「パース」
パースとは、建物の外観や室内を立体的な絵に起こしたもののこと。オフィスデザインにおいては、オフィス全体を3次元的に書き出し鳥瞰図や、エントランスや会議室など、特定のスペースを立体的に書き起こしたものなどが作られます。
パースは主に、オフィスレイアウトを俯瞰して見たいときや、オフィス家具の色味を複数比較検討したいときなどに便利です。
●パースを作るメリット
・オフィス全体の様子を手軽に観ることができる
・社内向けの説明資料として使いやすい
・オフィス家具の色比較などが簡単にできる
パースについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
※オフィスレイアウトや全体イメージ把握に役立つ「オフィスパース(鳥瞰図)」
オフィスの様子や家具・内装の質感などがリアルに分かる「動画」
動画は、空間の様子をもっともリアルに確認することができるツールで、最近はスマホなどを使って、簡単に撮影することができます。
オフィスデザインの場合は主に3パターンあって
1)完成したオフィスを携帯などで撮影した動画
→参考事例動画として観ることができます。
2)デジタルで作成したオフィス空間動画
→導線の良し悪しや什器同士の距離感などを確認できるとともに、実際に働き始めたときの状態をイメージできます
3)3Dで作成したオフィス動画
→空間のリアルな様子を確認できるとともにその場でレイアウトを変更したり、パーツを入れ替えたりすることができます。
自社ビルにおすすめ!オフィスを立体的に捉えるための「模型」
模型とは、建物やオフィス空間のミニチュアをボール紙やプラスチックなどの素材を使って作成したもののこと。
オフィスデザインにおいては、複数フロアにまたがるオフィスを作る場合や、自社ビルをリノベーションする場合などにおすすめです。
●模型を作るメリット
・デジタルでは実現できない、オフィスの空気感や企業文化が表現できる
・経営層へのプレゼンで、ストーリーや熱意が伝わりやすい
・エントランスや応接室などにインテリアとして飾ることができる
内装の素材感や色味を確認するための「サンプル集」
サンプル集とは、壁や床に使う内装の素材サンプル集のこと。オフィスで使われる素材には、本当にたくさんの種類があります。
例えば壁においては、クロスやレンガ・石といった天然素材などがあり、その中のクロスを一つとっても、色味や素材感など本当に多種多様です。
自社にとって、べストな素材を見つけるためには、サンプルを取り寄せて、実際に見て触って比較検討することが大切です。
ただ、多くの場合一般の方のサンプル取り寄せを受け付けていないため、希望する際には、依頼しているオフィスデザイン会社に確認してみましょう。
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