造作家具・造作壁の工夫が光る、リフレッシュスペースのオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、建築用換気口及び空調用吹出口を製造・販売されていらっしゃるお客様のオフィスデザイン事例です。
以前、自社ビルの4階フロアをリフォームさせていただいたリピートのお客様で、今回は、“食事や休憩が取れるリフレッシュルームを作りたい”とのことで、お問い合わせを頂きました。
※以前のリフォームの様子はこちらの事例記事でご紹介しています。
「明るく働きやすい空間にリニューアル!ブルーがポイントのオフィスデザイン事例」
完成した空間は、ベージュ系の内装と温白色のペンダントライトが特徴的な、温かみのある落ち着いた雰囲気になりました。
“収納スペースを備えたリフレッシュスペースを作りたい”とお考えの方に、ぜひご参考にしていただきたいオフィスデザイン事例です。
休憩・ランチ・交流…様々な用途があるリフレッシュスペース
これまで社員の方々は、会議室やロッカールームでお昼の食事を取られていたとのこと、お客様からは、“落ち着いて食事が取れたり、気分転換したりできる専用スペースを作りたい”というご要望をいただきました。
そこで、元々経理室兼社長事務室として使っていた部屋と一部トイレだった場所を一つにして広さを確保し、そこをリフレッシュスペースとしてリニューアルしました。
一方、経理室兼社長事務室は別の場所に新たに作るとともに、応接室を拡張したり元々キッチンだった場所に新しいトイレを設置したりといったリフォームも合わせて行いました。
今回のオフィスリフォームは、一部駆体壁を壊す必要があったため、そこを壊してもビルの構造に問題がないかどうか、専門業者に事前検証してもらってから進めました。
機能性も抜群!落ち着いた雰囲気のリフレッシュスペース
こちらは新しいリフレッシュスペースです。
一人時間を過ごせるカウンターエリア、複数人で交流できるファミレスブースエリア、パントリーエリアに分かれています。
床を木目調の塩ビタイルとモルタル調の塩ビタイルに貼り分けて、緩やかにエリア分けしています。
流し台も設置し、収納スペースもたくさんつくりました。
壁に飾っているおしゃれなモダンアートは、代表がこの部屋に合わせて選ばれ、購入されたものです。
造作カウンター
窓際に設置しているカウンターテーブルは造作したものです。
チェアは、“色味のはっきりしたものを取り入れたい”というご要望のもと、様々なカラー・形のものをネットショップで探して組み合わせました。
天井から吊るした丸いペンダントライトは、「FLYMEe」のものです。
床と合わせて壁にも木目調のクロスを貼り、ブラインドも木目調のタイプを採用しました。
ファミレスブース
ファミレスブースは、テーブルもチェアも造作しています。
チェアは下が収納スペースになっていて、座面が開閉できるようになっています。
流し台
こちらの流し台も造作です。上部に作った収納棚は電子レンジの重さが耐えられるほど丈夫です。
パントリーエリア
こちらは、パントリーエリアです。
カウンターエリアとの間を仕切る造作壁は、同時に収納棚の役割も果たしています。
天井から床まで、様々な収納スペースを作りました。
仕切りの一部は位置が変えられるようになっているので、高さのあるものも収納することができます。
カウンターエリア側には隠し扉がついていて、こちらも中が収納スペースになっています。
トイレ
こちらはトイレです。
以前は、リフレシュスペースのパントリーエリアの部分がトイレだったのですが、場所を移動させました。
内装は、明るく清潔感のある色味・柄をベースに、ブラウンのクロスをポイントで取り入れています。鏡は洒落感のあるサークル型のものを採用しています。
洗面台の下も収納スペースになっています。
また横の間仕切り壁にも隠し扉があり、開けると収納棚が出現します。
トイレブースは「小松ウォール」のものです。個室を2つ作りました。
明るくゆったりとした社長室兼経理室
こちらは、新しい社長室兼経理室です。
床にはヘリボーン柄のカーペットを敷き、壁にはベージュ系のクロスを貼っています。
ワーキングデスクやワーキングチェアも一新しました。
背面の収納棚はすべて造作したものです。
かなりの容量が確保されていて、天板の上もテーブルとして使えるようになっています。
背面は元々掛け軸がかけられていた場所で、上部に間接照明をつけて明かりを追加しました。
リラックスできる応接室
こちらは応接室です。
壁は、ベージュ系と木目調のクロスを貼り分けて、落ち着いた雰囲気にまとめました。
床は、社長室兼経理室と同じヘリボーン柄のカーペットで温かみをプラスしています。
設置しているレザーのソファやローテーブルは、以前からの転用です。
ダイナミックなクロスが特徴的な通路
こちらは、以前リフォームした4階フロアの通路です。
今回一緒にリフォームにしました。
壁には、「Who」のデザインクロスを貼っています。
お客様に選んで頂いたモノクロのダイナミックなデザインのものです。
床は、“水に濡れてもすべらないものにしたい”というご要望を元に、石目調の塩ビタイルを貼りました。
左側応接室のドアは元々木製色だったのですが、空間の雰囲気に合わせてブラックに塗装しました。右のドアはスチールドアに取り替えています。
執務室内も一部レイアウト変更しました。
スクエア型デスクの下にキャスター付きのチェアを収納し、必要な時だけ取り出して使えるようにしています。
ワーキングチェアも、「オカムラ」のものに一部入れ替えました。
完成したオフィスをご覧になられたお客様からは、 “食事もリフレシュもできて、とても良い環境が整いました”というお言葉をいただくとともに、社員の方々がリフレッシュスペースをとても気に入られているというお話もお聞きし、弊社としても大変うれしく感じています。
- お客様
- 西邦工業株式会社
- 業種
- 建築用換気口及び空調用吹出口の製造販売
- 工事範囲
- リフレッシュルーム、経理室兼社長事務室、応接室、トイレ、通路(別フロア)
- 坪数
- 約15坪
- 設計打合せ
- 約1年
- 工事期間
- 約1ヶ月
お気軽にご連絡下さい!