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2020年オフィスデザイントレンド|日経ニューオフィス大賞から徹底分析

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今回は、2020年のオフィスを移転・リフォームしようとお考えの方向けに、今年トレンドとなるであろう、オフィスデザインの特徴を解説したいと思います。

毎年のオフィスデザインのトレンドを知る上で、最も参考になるのが「日経ニューオフィス賞」です。

そこで今回は、昨年発表された最新の日経ニューオフィス賞を元にオフィスデザインのトレンドを分析した上で、注目の受賞オフィス4社を詳しくご紹介致します。

オフィスの場所や広さ、業種などに限らず参考となるポイントがたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください!

2020年のオフィスデザインにおけるトレンドポイントを抽出

第32回日経ニューオフィス賞では、132のオフィスが応募し76のオフィスが受賞しました。
それらのオフィスデザインを見ていると、下記のような傾向が見えてきました。

●コンセプトやデザインが、オフィス単体ではなく企業ビジョンと繋げて考えられるようになっている
●テレワーク、フレックスタイム制といった働き方の多様性に伴って、オフィス空間がカジュアル化し、生活空間の一部として考えられるようになっている。
●既にあるクリエイティブなオフィスを参考にデザインするのではなく、一から自社に合ったオリジナルなオフィス空間を作り上げている企業が多い。
●R&Dセンター、イノベーションセンターといった研究開発型のオフィスの構築例が多く、またそれらを、研究が集中できる空間にするのではなく、顧客との関係性を築く場所として作っている
●事業成長だけでなく、環境や健康といった社会の中での存在意義が高められる空間を意識したオフィス作りが目指されている

ここからは、賞に選ばれた代表企業4社をピックアップしてご紹介します。

美のトレンドが生まれるオフィス:株式会社資生堂 グローバルイノベーションセンター(S/PARK)

※出典:https://www.nopa.or.jp/prize/contents/prize/2019/shiseidogroup.html

こちらは、最高賞である「ニューオフィス推薦賞 経済産業大臣賞」を受賞したオフィスです。

「PARK=資生堂の公園」「SPARK=インスピレーションがスパークする」を文字って名付けられたS/PARKは、新研究開発拠点として“美の革新”を実現するために作られました。
コンセプトは、1)都市型オープンラボ 2)多様な知の融合 3)グローバル研究開発体制の3つです。

研究拠点というと、これまでは郊外に建てられること多かったのですが、今回は敢えて都市部であるみなとみらいに建設、一般消費者も自由に入れる施設にすることで、お客様からひらめきを得るという狙いがあります。

また、研究施設と業務エリアをシームレスにしたり、大型のカフェテリアを作るなど、まさに多様な知がミックスされやすい空間が多数設けられています。

<S/PARKにあるエリアの一部>
●1階エントランスエリア・2FS/PARK Museum
 一般の人も自由に出入り出来るエリアで、体験展示や研究内容を閲覧することができるようになっています。
●S/PARK Beauty Bar
 研究員がお客様のお肌を測定・解析し、その場でお客様にぴったりの化粧品を製造し提供する仕組みがあります。
●北側のイノベーションエリア
 ワンフロア内に実験エリアと業務・打ち合わせエリアが隣接しており、シームレスな環境が整っています。
●カフェテリア
 400名は収容できるナチュラルで開放的な空間です。
 壁には220インチの巨大モニターが取り付けられており、3Fホールと同時中継することも可能です。

吹き抜けのオープンLaboオフィス:NICCA イノベーションセンター

※出典:https://www.nopa.or.jp/prize/contents/prize/2019/nicca.html

こちらは、「ニューオフィス大賞推薦賞 クリエイティブオフィス大賞 近畿ニューオフィス推薦賞 近畿経済産業局賞」を受賞したオフィスです。

こちらのオフィスは、オフィスコンセプトがオフィス作りに伴って進化していった点が興味深いです。

まず計画段階では「HAPPY WORK PLACE」がテーマでした。
ワークショップを重ね、社員みんなで作り上げたいという思いで開始されました。

その中で見えてきた次のキーワードが「BAZAAR」
BAZAARとは、商店街やマーケットという意味で、オフィスを人と人が出会い賑わいを見せる場所にしたいと考えられました。

オフィスコンセプトはさらに進化し、最終的には、「BAZZAR2.0 heart to heart」
つまり、人と人が出会うだけでなく、お客様と研究者、社員同士・地域の人々が心を通わせるられる空間を作りたいと考えられ、それを具現化させていきました。

<NICCA イノベーションセンターのデザイン的な特徴>
●1階~4階の全フロアが吹き抜け空間になっていて、天井からも自然光が差し込むデザイン。
●広場部分に、共有の大テーブルをいくつか配置する一方、“裏通り”と呼ばれる部分には、静かな集中環境の場として篭もり部屋などの個室をレイアウト、業務内容に応じて、最適な場所を選べるABWが導入されている。
●業務エリアには、4mの巨大ホワイトボードが設置されており、いつでも情報共有を図ることができる。
●執務エリアと研究室エリアは緩やかに繋がっており、閉塞感がない。

音楽に浸るオフィス:ユニバーサルミュージック本社オフィス

※出典:https://www.nopa.or.jp/prize/contents/prize/2019/universal-music.html

こちらは、「ニューオフィス推薦賞 クリエイティブ・オフィス賞」を受賞したオフィスです。

オフィスコンセプトは、3つあります。
1)Music Everyone & Everywhere(どこでも、だれでも音楽にアクセス)
2)Work style Diversity(ワークスタイルの多様性)
3)Home for Music People(社員/アーティスト/お客様にとってHomeとなる)

 <ユニバーサルミュージック本社オフィスのデザイン的な特徴>
●すべての社員にApple Musicの会員資格を配布したり、Bluetoothスピーカーをオフィス内のあらゆるところに設置して、気に入った曲をその場で視聴したりシェアしたりできる仕組みを整えている
●フレックス&フリーアドレスを導入
●スマートフォンの配布やクラウドの導入でリモートワークの環境のを整備。
●社員同士のコミュニケーションを目的としたカフェテリアの新設、交流を深めるイベントなども開催
●一人で音楽を楽しめる視聴ブースを窓際に設置
●各フロアのエレベーターホールは、歴代アーティストのアルバムカバーでラッピングしており、降りた瞬間から、音楽のある風景へ没入できるデザイン

健康×イノベーション:竹中工務店 東京本社オフィス

※出典:https://www.nopa.or.jp/prize/contents/prize/2019/takenaka.html

こちらは「ニューオフィス推薦賞」を受賞したオフィスです。

オフィスコンセプトは、3つあります。
1)いきいき働くことができる環境
2)健康に働く仕掛け
3)オープンイノベーション

 <竹中工務店 東京本社オフィスのデザイン的な特徴>
●ワークラウンジや図書ラウンジとなどを吹き抜け階段で連携させて、出会いが生まれる空間を作っている。
●ABWを導入したり流動性を高めるレイアウトを組んだりと、社員同士の偶発的な出会いが生まれる仕組みを設計
●一方、集中ワークエリアも新設し、業務内容に合わせて最適な環境を提供できるよう整備
●ワークラウンジKOMOREBIでは、緑視率10~15%を確保しており、照明により葉の影をコントロールして漏れ日を演出している。
●カフェ&ダイニングでは、健康メニューを提供
●健築/WELL認証を取得。
●オープンイノベーションエリアや社外会議室の新設など、社外の人々と繋がる場所を確保。

これらを具現化することで、お客様に最高のサービスを提供するACTIVE BASE CAMPが確立され、新たな価値創造+生産性向上に繋がると期待されています。

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今回ご紹介した日経ニューオフィス賞については、下記のサイトでも詳しくご紹介されていますので、ぜひ合わせてご覧ください!
https://www.nopa.or.jp/prize/contents/congratulation32.html
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オフィスデザイン・レイアウト事例カタログ60選