オフィスデザインにかかる費用とは?予算目安や事例、費用を抑えるコツなどをご紹介
オフィスデザインは、企業に様々なメリットをもたらしますが、実施には費用がかかります。
そこで今回は、限られた予算を有効に活用するために、知っておくべき知識をまとめました。
費用の相場や実際の金額事例、最適な依頼先の選び方、費用を削減する方法など、まとめて解説していますので、ぜひご参考にご覧ください!
オフィスデザインとは?内装費用をかけないオフィスとの違い
オフィスデザインとは、レイアウトを設計したり、内装をデザインしたり、家具を新調したりして、より快適な職場環境を整える空間創りです。
オフィスデザインは、必ずしも必要なものではありません。
多くの場合、オフィスを借りた状態のままでも、床・壁・天井の内装、照明、トイレ、道などといったオフィス家具以外の必要な設備は整っているからです。
しかし、事務的なスペースを装飾し、自社にとってベストな空間にデザインしなおすことで企業に様々な効果をもたらしてくれます。
●オフィスデザインのメリット
オフィスデザインには、様々なメリットがあります。
まず内部においては、社員の仕事に対するモチベーションがアップしたり、会社に対する帰属意識が高まったりします。
また外部においては、会社のブランディングにつながり、顧客からの信頼性を得られたり、人材採用力が上がったりします。
●オフィスデザインのために必要なこと
理想的なオフィスデザインを実現するためにはまず、自社にとってのオフィスの役割を明確にする必要があります。
最近はテレワークの導入によって、オフィスを業務場所としてだけでなく、交流の場やレクリエーションの場として使う企業も増えています。
オフィスデザイン費用の相場と3つの事例
オフィスデザインには、主に下記のような費用がかかります。
・レイアウト設計費(レイアウト設計・内装デザイン費)
・設計監理費(工事中の現場監督にかかる費用)
・内装工事費
・設備工事費(電気・空調などの工事にかかる費用)
・家具購入費(購入・運搬・組み立て等の費用)
●オフィスデザインにかかる費用(レイアウト設計費)
最も大切なオフィスレイアウト設計や、内装デザインにかかる費用は、設計の業務とPM(プロジェクトマネジメント)業務等を何処まで行うかで異なりますが、全体予算の15%~20%が目安となります。
●オフィスデザイン費用事例1:30坪のケース
30坪のオフィスを創ったときに掛かった費用を事例をご紹介します。
・レイアウト設計費:350,000円
・設計監理費:350,000円
・内装工事費:4,700,000円
・設備工事費:1,940,000円
・家具購入費:1,600,000円
●オフィスデザイン費用事例3:30坪のケース
別の30坪のオフィスを創ったときに掛かった費用を事例をご紹介します。
・レイアウト設計費:350,000円
・設計監理費:350,000円
・内装工事費:2,270,000円
・設備工事費:600,000円
・家具購入費:100,000円
●オフィスデザイン費用事例2:60坪のケース
60坪のオフィスを創ったときに掛かった費用を事例をご紹介します。
・レイアウト設計費:800,000円
・設計監理費:500,000円
・内装工事費:7,290,000円
・設備工事費:2,000,000円
・家具購入費:7,300,000円
※費用に関する事例をもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。
「6つのケースで解説!オフィス移転・リフォームにかかる費用とは?」
オフィスデザインを依頼する際の予算の決め方
初めてオフィスデザインを依頼する会社にとっては、どのぐらい予算を確保しておけばよいのか分からないことも多いと思います。
まず、予算の目安をつけるために、イメージに近いオフィスデザイン事例をいくつかピックアップし、そこでかかった費用を直接オフィスデザイン会社に聞いてみるのがよいでしょう。
また、プロジェクトが始まってからも、建物の設備や内装の内容などによって、当初の費用と変わってくることがありますので、ある程度予算の幅をもっておくことをおすすめします。
使える予算の上限については、あらかじめオフィスデザイン会社に伝えておくのがよいでしょう。
コストパフォーマンスの良いオフィスデザイン会社の選び方
オフィスデザインを依頼できる業者は、総合的なオフィスデザイン会社の他に、空間デザインの専門会社や設計事務所、オフィスデザインコンサルティング会社、オフィス家具メーカーなど、様々な業態があります。
例えば、施工会社が決まっている場合や導入するオフィス家具のメーカーを一つに統一する場合などは、空間デザインの専門会社や設計事務所、オフィス家具メーカーに依頼するのがよいでしょう。
一方、依頼業者が特に決まっていない場合は、オフィスデザインから施工工事、引き渡しまで一括で請け負っているオフィスデザイン会社に依頼するのがおすすめ、予算についてもまとめて調整できる他、工事が始まってからも窓口となって対応してくれるので安心感して任せることができます。
※オフィスデザイン会社の選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
「オフィスデザイン会社の特長と選び方」
オフィスデザインの費用を抑える4つのコツ
最後に、オフィスデザイン費用を抑えたいときに役立つ4つの方法をご紹介します。
●優先順位を決める
オフィスデザインは、すべてを理想を叶えようとすると、次々コストが嵩んでいきます。
それを防ぐためには、予算をかける優先順位を決めることが大切です。
一番こだわりたいスペース、家具、設備などをピックアップすると同時に、それ以外のことに関しては、予算優先で選ぶようにしましょう。
●オフィス家具を自社で手配する
オフィス家具を新調する場合は、自社で購入するほうがコスト削減になります。
最適なサイズや、オフィスデザイン会社によっては最適な種類の提案まで行ってくれますので、それらを自社で購入し組み立てなどを行うことで、オフィス家具購入に関わる諸経費が削減できます。
●既存の設備を活用する
床のカーペットや壁のクロス、照明など、もともとの設備をできる限り活かした内装にするというのも、大きなコスト削減に繋がります。
既存の設備を活かすことで、退去するときの原状回復費用も抑えることができます。
●一部を自社で対応する
オフィス創りに関わる一部を自社で対応することでコストを下げることができます。
・・・といっても難しい内装工事の部分ではなく、例えば、オフィス家具の移動や引っ越し作業、不用品の処分といった雑用部分です。
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