【新しい企業ブランディング手法】インスタ映えするオフィスの作り方
数年前から流行語となっている“インスタ映え”
オフィスデザインをご依頼頂くお客様からも、インスタ映えするオフィスにしたい、写真スポットを作りたい、というご要望を頂くことが増えています。
オフィスをインスタ映えする空間にする目的は、ただSNSに写真を載せた時綺麗に華やかに見えるようにしたいということだけではなく、その先の“採用力強化”や“PR”といった企業ブランディングの効果を見込んだものになります。
今SNSの発信力は凄まじいものがあります。
例えば、最も多くの企業が公式アカウントを運営しているであろうFacebookの日本国内ユーザーは2,800万人、Twitterは4,500万人、Instagramは2,900万人、Pinterestは400万人にも上り、人々の主要な情報収集源となっています。
そんな中、これらのメディアで企業をどのようにアピールするかというのは大変重要なマーケティング戦略であり、“オフィス”は企業ブランディングを強化できる絶好のコンテンツなのです。
そこで今回は、イメージ通りのインスタ映えオフィスを作るために、事前に検討しておくべき項目をまとめました。
これらを決めた上でデザイン会社へ依頼することで、ただおしゃれなオフィスというだけでなく、企業の認知度&イメージアップという“効果的なオフィス”を作ることができます。
オフィス移転やオフィスリフォームを検討される方はぜひチェックしてみてください。
【インスタ映えオフィスを作るポイント1】写真スポットはどこが最適か?
写真スポットを作るのにオススメなのは、エントランス、ミーティングルーム、共有スペースです。
●エントランス
エントランスは、企業の顔であり、外部の関係者も含めて最も多くの人が行き交う場所であり、さらに企業ロゴや社名版を飾る場所でもあるので、写真スポットを作りやすいのです。
実際、多くの企業がここにインスタスポットを作っています。
これまで訪問したオフィスの中には、エントランスの写真スポットに、季節に応じたデコレーションを加えたり、飾り花や壁画でアレンジを加えられるような装飾をし、何度写真を撮っても飽きない工夫を施している企業もありました。
●ミーティングルーム
ミーティングルームは、面接や商談など社外の人間が長い時間を過ごす場所であり、また社外用のインタビューなどが行われることも多いので、写真にも撮られやすい場所です。
また、執務室に入る機会のない外部の人間にとっては、企業のイメージや雰囲気を判断する場所でもあるので大変重要です。
これまで訪問したオフィスでは、千葉にある某有名な遊園地のねずみのヒロインキャラクターの部屋をイメージしたピンクのかわいいデザインが施されており、鏡に映る自分の目がハートに見えるという演出を施していた会議室や、その企業のクレドを、英語のデザイン文字で壁一面に表記した会議室などがありました。
●共有スペース
こちらは、外部の方が入ることは少ない場所ですが、書類棚やPCといった、必要業務道具を置く必要がなく、写真スポットを自由にデザインしやすい空間です。
自然光が入る窓際に設けられていることも多く、景色も装飾の一部となるようなオリジナリティのあるスポットを作れることもできます。
【インスタ映えオフィスを作るポイント2】何をアピールするか?
次に、それぞれの写真スポットが、企業の何をアピールしたい場所なのか?というということを明確にしておくことが大切です。
例えば、企業名・企業ロゴ・事業内容・企業理念・企業文化・これまでの沿革・実績など、視点は色々考えられます。
より企業ブランディングに繋がるデザインを作るためには、企業名や企業ロゴの由来やこれまでの歴史といった、いわゆる“ストーリー”をまとめておくことが重要です。また、企業理念や企業文化についても、具体的な“キーワード”にしておくと、メッセージ性の高いインスタスポットを作ることができます。
【インスタ映えオフィスを作るポイント3】テーマとメインカラーを決める
写真スポットの具体的なデザインについても、イメージに近い事例写真を探しておくのがオススメです。Pinterestは、海外のおしゃれなオフィス写真が多数掲載されているので、イメージ写真を探す際には最適なツールです。
まだ具体的なイメージが定まっていない場合には、テーマや取り入れたい色合いをピックアップしておくだけでも、デザインのヒントになります。
<キーワード事例>
かわいい・かっこいい・キレイ・シャープ・インパクト・シック・スタイリッシュ・ナチュラル・ハイテク・トラディッショナル・セレブ・シンプルなど
【インスタ映えオフィスを作るポイント4】写真撮りを意識した工夫
どんなにお洒落なデザインでも、写真に写すとその良さが伝わらない、何を写しているか分からないというのでは、SNSを活用した企業ブランディングに繋がりません。
写真スポットは、カメラフレームを意識した大きさ・形であること、間接照明やスポットライトなどのカメラ照明に近い光をあてること、ベストショットが撮れる立ち位置を明確にしておくことなど、誰が写しても綺麗に撮れる工夫をしておくことが大切です。
また、それらのスポットや部屋には、ハッシュタグをつけたくなるような“ネーミング”をしておくこともSNSならではブランディング戦略の一つです。
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