法律事務所をオフィスデザインする上で押さえておきたい3つのポイント
法律事務所のオフィスは、一般企業のオフィスデザインとは少し違う作り方をする必要があります。
そこで今回は、弊社がこれまで携わってきたオフィスデザイン事例を元に、法律事務所におけるオフィスのレイアウト・内装・オフィス家具におけるポイントやトレンドをご紹介していきたいと思います。
これから新しく法律事務所を作られる方や、法律事務所のオフィス移転・リフォームをご検討中の方は、ぜひご参考にご覧ください!
法律事務所におけるオフィスデザインのポイント:レイアウト編
まずは、法律事務所のオフィスレイアウトにおいて不可欠な会議室・執務室・書庫コーナーの配置について、また、最近ご要望が増えてきたリフレッシュルームについて、詳しく解説していきます。
●会議室
法律事務所の会議室は、プライバシーが保てる個室型が基本となります。
部屋の数は規模によって変わりますが、配置はなるべく人と鉢合わせすることのないエントランス近くや、業務スペースから離れた場所がオススメです。
また、お客様がリラックスできるよう、外の景色が見える窓際にレイアウトするのが理想ですが、それが難しい場合にはすりガラスや天井や床などに部分ガラスを使って開放感のあるオフィスデザインを施しましょう。
●執務室
法律事務所の従業員は個人業務が多く、書籍や資料などを多数使うため、一人一人のスペースを広く確保できる“ブース型デスク”がオススメです。
ただ、最近は従業員間のコミュニケーションを大事にしている事務所も多く、同じブース型でも完全個室ではなく、仕切りの高さを低くされるオフィスも増えてきました。
また、インターン生や事務員の方用のオープンな業務スペースを作りたいとのご要望もよくあります。
●書庫コーナー
法律事務所が他のオフィスと大きく違う点の一つは、多数の本棚や書庫が必要なことです。
書庫コーナーはできれば、壁沿いに配置するのがオススメです。背の高い本棚は、窓際に置くと自然光を塞いでしまう他、中央においてしまうと存在感があるので空間全体に圧迫感を与えてしまうからです。
書庫コーナーは、できる限り一箇所に集めて乱雑にならないように整理する必要があります。
●リフレッシュスペース
最近は、法律事務所でもリラックススペースを作りたいというご要望が増えてきました。
従業員の方々が、ソファで自由にくつろげるコーナーや、電源つきのカウンターで自席と気分を変えて業務に取り組めるスペースなど、デザイン性のある空間を作ることも多いです。
リフレッシュスペースは、できる限り窓際の外の景色が開けている場所にレイアウトするのがオススメです。
法律事務所におけるオフィスデザインのポイント:内装編
法律事務所の内装を考える上で、最も重要視されているのは「信頼感」や「安心感」です。個人や企業の機密事項を相談する場所として、このキーワードは欠かせません。
その次に重厚感や高級感と関連ワードが上がってきます。
オフィスデザインのテーマカラーとしては、ブラウン・ホワイト・グレー・ブラックといった、落ち着いた色を使われていることが多いです。
素材は、木材や大理石などをべ-スに作り込むことが多いですが、最近ではコンクリートやガラス素材などを取り入れて、モダンで洗練された内装にする法律事務所も増えて来ています。
全体的には、シンプルに余計なものを置かない内装が人気です。
壁の素材についても、これまでは白や黒の無地一色をセレクトするオフィスが多かったのですが、最近では敢えてエントランスや大会議室にのみ斑模様の壁紙を使ったり、大理石調タイルで、少し遊び心を取り入れるオフィスも増えています。
壁についてはデザイン的な面より防音性といった点が実は最も重要で、外部からの音漏れがない遮音性の高い防音壁を使用することが不可欠です。
また、最近では音を分散させるサウンドマスキングや、装飾として壁に取り付けられる吸音パネルなどもありますので、合わせてチェックして見ることをおすすめします。
さらに、床に敷く絨毯もとても重要で、毛足が長めのワンランク上のものを敷くことでオフィス全体に高級感のある印象を与えられると共に、歩いたときの柔らかさで特別感を演出することができます。
法律事務所におけるオフィスデザインのポイント:オフィス家具編
法律事務所は、ハイレベルなオフィス家具を設置されることが多いです。
インポート家具をセレクトされていることもあり、ハーマンミラーやイームズが人気です。
ここからは、コーナーごとに人気のオフィス家具・オススメのオフィス家具をご紹介していきます。
●会議室のオフィス家具
会議室は、お客様が最も多く利用する場所なので、オフィス家具もこだわられることが多いです。
オススメの一つは、イームズのアルミナムチェアで、座り心地・デザインともに優れたレザーチェアです。テーブルは、会議室の大きさや雰囲気に合わせて造作するのもおすすめで、天板や脚をカスタマイズして作ることができます。
●執務室のオフィス家具
業務スペースについては機能性が重要視されます。
業種上座り仕事が長くなるため、チェアにはこだわられることが特に多いです。
オススメは、オカムラやPLUSの人の体に合わせて作られているもの、長年の研究によって開発された機能性の高いチェアがたくさん揃っているので、こちらはショールームを見学された上で選択されるのがおすすめです。
●リフレッシュスペースのオフィス家具
業務スペースがどうしても事務的になりがちな分、リフレッシュスペースについては、ファブリックや温かい木目調素材を取り入れるのがオススメです。
心理的にリラックス効果を高められると言われている“暖色”を取り入れるのも良いと思います。アイテムは、オフィス家具ブランドからセレクトするのも良いですが、思い切って飲食店や一般家庭向けのブランド家具を選んでみるのも、個性のある素敵なオフィスになるのではないしょうか。
●書庫のオフィス家具
法律事務所に不可欠な本棚については、場所を取らない移動式のものや扉付き・鍵付きのものなど、様々なタイプのものがありますので、今格納している資料の数やファイルの大きさなどを一度確認した上で最適なものを選ぶ必要があります。
オススメは、オカムラやコクヨ、PLUSといった国内のオフィス家具ブランドです。
機能性品質共に大変優れています。
いかがでしたでしょうか?
弊社では、これまで多数の法律事務所をオフィスデザインした実績がありますので、何かご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください!
※法律事務所のオフィスデザイン事例については、こちらのページでご覧いただけます。
http://work-design.co.jp/showcase/
お気軽にご連絡下さい!
関連する記事を読む