各メーカーのTEL BOX比較ご紹介
コロナウイルスが世界中で広まったことをきっかけに、日本でもたくさんの家具メーカー
からTEL BOXが発売されました。
この商品の1番の特徴は、大掛かりな工事を必要とせず、落ち着いた静かなスペースを
確保できることです。
コロナ感染対策としてだけでなく様々な使い方ができることが、この商品の大きな魅力
ではないでしょうか。
金額面では決して安くない商品ですが、機能性の高さやデザインなどで実際にオフィスへ
導入している会社様も多くいらっしゃいます。
今までのブログの中でも何度か触れてきたTEL BOXですが、今回は4社を取り上げて
各メーカーごとの特徴や機能面、種類などをまとめました。
1.オカムラ『TELECUBE』
画像参照:https://www.okamura.co.jp/product/others/telecube/
オカムラの商品は過去のブログでも触れたことがありますが、ラインナップとしては
1人用・2人用・4人用があり様々な場面で活躍します。
オカムラの商品の大きな特徴としてはカラーバリエーションがとても豊富です。
タイプによって選べる色の種類は変わってきますが、本体(フレーム)・外装パネル・
天板・床固定イスを多様なカラー展開から選ぶことができるので、他メーカーでは
できない様々な組み合わせを作ることが可能になります。
オフィスの雰囲気や会社カラーに近づけてみると全体の統一感も出て良い空間を
作り出せそうです。
ドアは建材仕様で密閉度が高いため遮音性に優れており、内装パネルも映画館等で使用
される高性能の吸音パネルを使用することで音の反響を軽減しています。
ダウンライトや机上コンセントも完備されています。
机上コンセントは電源、USB給電、LANの組み合わせから選択可能で、スイッチで
ダウンライトや換気ファンを一括でON/OFFさせることもできます。
さらに、換気ファンがブース内の空気を常に循環させて快適に保ってくれるので、
小さなスペースでも息苦しさや不快感を感じずに仕事に集中することが可能です。
本体に関しては、こもり感のあるスタンダードタイプと背面がガラスパネルで開放感の
あるクリアタイプがあります。
また、1人用スタンダードタイプは用途に応じて天板の高さを追加部材なしで2段階に
変更することが可能です。
天井上がフラットで清掃などのメンテナンスが行いやすいのも良いポイントです。
2.コクヨ『WORKPOD』
画像参照:https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/workpod/
コクヨからは『WORKPOD(ワークポッド)』という名前で発売されています。
バリエーションはスタンディングタイプ・ソファータイプ・1on1タイプの
3種類があり、用途に合わせて選べるようになっています。
スタンディングタイプはちょっとした電話や短時間の作業などに役立ちます。
天板がついているためPCでの作業や電話しながらメモを取ることも可能です。
ソファータイプはお客様、取引先とのweb会議や集中したい時に使用すれば、
誰かに話しかけられたり、重要な内容を聞かれずに業務に集中できます。
1on1タイプは他のメーカーでは見かけない珍しいタイプではないでしょうか。
こちらの商品はガラスパーテーションで仕切ることで飛沫を防止できるため、
今の時期にぴったりな感染対策をしながら対面でのコミュニケーションを図ることが
可能になっています。
スタンディングとソファータイプは設備工事の不要な熱感知式消化器付きタイプと
天井オープンタイプ(天井開口率70%)から選べるのも良いポイントだと思います。
また、内部の空気循環と温度上昇抑制に配慮した換気性能や、電源2口、USB給電1口、
ダイヤル調光式のLEDダウンライトまで完備されています。
さらにアジャスターもついているのでレベル調整が可能で、床固定金具が標準で付属
しているため耐震や安全性にも配慮されています。
ディスプレイ設置用の取付金具やドアロック、LANコンセントなどオプションも充実
しているので、自分の好きな仕様にカスタマイズすることも可能です。
3.アイリスチトセ『TELECUBE』
次にご紹介するのはアイリスチトセの商品になります。
こちらの商品は遮音性に優れた設計になっており、周囲を気にすることなく業務に集中
できる環境を作ることが可能です。
1人用・2人用・4人用と種類があるので使用する人数や目的に合わせて大きさを
選ぶことができます。
また、波面パネル仕様とガラス仕様の2タイプがあり好みに合わせて選択できます。
標準設備として天井照明、スイッチ付きコンセント1口、テーブル、ファンが装備されて
いますので、様々な業務を快適に行うことができます。
オプションでフロント照明を追加すれば、標準装備の天井照明に加えて左右のフロント
コーナー部にLED照明が設置できるため、対面に比べて感情が伝わりにくいweb会議など
のような場面でも表情を鮮明に明るく映し出すことができ好印象を与えやすくなります。
コロナの影響でweb会議が増えている現在、お客様との大事な打ち合わせなどの際に
画面上で自分の表情がどう見えているか、暗く映ってしまっていないかなどの心配が
解消されるので、見え方を気にせずに会議に参加できるようになります。
また、換気ファンを搭載しているので、ブース内の空気と外の空気を循環させて快適な
執務環境を保てます。
またアイリスチトセの商品も他のメーカー同様、オプションで液晶モニターを設置する
ことが可能なので、マルチディスプレイ環境を実現できます。
4.オリバー『CAP-CELL』
画像参照:https://www.oliverinc.co.jp/pickup/privatebooth/
オリバーからは『CAP-CELL(カプセル)』という名前で販売されています。
大きさとしては1人用・2人用があり、こちらも用途に合わせて選べます。
ブースカラーは2色展開で1つはブラックと無難なカラーですが、もう1色が他メーカー
ではあまり見かけないグリーングレーという綺麗なカラーでオフィスの内装を鮮やかに
見せてくれるようなカラーになっています。
さらに、2色とも背面が覆われているウォールタイプと背面の一部が透けているガラス
タイプがあるので、オフィス内との相性や彩光などを加味して選ぶことができます。
デザインも特徴的で他にはないおしゃれなデザインになっています。
外観はシャープなスクエア型ですが、内観は丸みのあるR仕様になっています。
「人」に焦点を当て細部にまでこだわったデザインで利用者を優しく迎え、入りたく
なるようなゲートデザインにしているそうです。
静音性と換気機能のバランスを配慮した換気設計で、24時間換気をすることでブース内
の空調を整え快適に保つことができます。
内部に吸音材を貼っているので、遮音性も充分で電話やweb会議に集中して参加する
ことができます。
他にもオプションでチェア・ソファ、モニター・モニターアーム、間接照明、転倒防止板
などがありますので、各オフィスにあったカスタマイズが可能です。
今回は4社取り上げて紹介してみましたが、ご希望の商品は見つかりましたでしょうか?
4社とも大きな差は感じられないですが、カラー展開やサイズ、デザイン性など
こだわりたい部分に合わせてメーカーを選んでオフィスにマッチする商品を見つけて
頂ければ嬉しく思います。
全体的に金額が高く気軽に取り入れることは難しい商品かもしれませんが、
自分のオフィスに合わせてオプションをつけたり取捨選択をすることで、今よりも快適な
オフィス空間に仕上げてみるのも面白いのではないでしょうか。
- この記事を書いたスタッフ
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