社内コミュニケーションを活性化させるためのオフィスアイデア19選
リモートワークは、どこでも自由な環境で仕事ができるという画期的なワーキングスタイルですが、一方で、社員同士のコミュニケーションが希薄になるという新たな課題も生んでいます。
そこで今回は、今の働き方を維持しながらも自然とオフィスに人が集まり、自然と交流が深まるような空間作りのアイデアをご紹介します。
移転や大きな費用が必要なものだけでなく、今のオフィスに手軽に取り入れられるような方法も多数ご紹介していますので、ぜひご参考にご覧ください!
仕事の枠を超えた関係性を育む仕掛け:アフター5のためのスペース
社内のコミュニケーションを活性化させるためには、仕事上の関係を超えた、人と人との結びつきを深めることが大切です。
一方、ハラスメントやコンプライアンスが問題視されている現代においては、外ではなく社内で交流をはかるというのが賢い方法と言えます。
●オフィスキッチン
オフィスの中にコンロつきのシステムキッチンがあると、ちょっとしたお食事会や社内パーティなどが気軽に開催できます。最近人気の設備です。
※オフィスキッチンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
「おしゃれなオフィスキッチンの作り方~5つ事例とポイントも解説~」
●バーカウンター
最近は、オフィス内にカクテルなどを常備して、業務後に乾杯している企業が増えています。飲み会には誘いづらくても、オフィス内の一杯であれば声をかけやすいものです。
●レクリエーションスペース
レクリエーションスペースとは、ダーツ・ピンポンなどのゲーム台や、チェスやトランプといった遊び道具を設置した場所のこと、業務中の気分転換にも活用できます。
●リラクゼーションスペース
リラクゼーションスペースとは、ソファやマッサージチェアなどを置いた癒やされる空間のこと、業務の緊張を解いて話しやすい空気感を作ることができます。
思わず出社したくなる仕掛け:設備・サービスの充実
社内での交流を深めるためには、まず社員にオフィスへ来てもらうことが不可欠です。
そのためには、自発的に出社したくなるような、お得感のある設備を整えるのが有効です。
●オフィスコンビニ
オフィスコンビニとは、オフィスの一角にスナックや軽食、ドリンクなどをおいて、格安で購入できるようにするサービスのこと。多くの場合ボックス式になっており場所を取らないので、限られた広さのオフィスでも気軽に取り入れられます。
●宅配ランチ
オフィスコンビニの進化版で、ランチを提供してくれるサービスもあります。
保管しやすい冷凍タイプやパンの他、お弁当やサラダなど栄養バランスの良い健康的な食事を都度宅配してくれるサービスもあります。
●フリードリンク
仕事中に不可欠なドリンク。わざわざコンビニまで買いに行かなくても、ミネラルウォーターやコーヒー・紅茶、ジュース、栄養ドリンクなどが無料で提供されたら、カフェや家よりオフィスの方が便利と感じてもらえるでしょう。
自然と人が集まる仕掛け:マグネットスペース
マグネットスペースとは、一般家庭でいうダイニングのような人が集まる場所のこと。どうしてもドライな雰囲気になりやすいオフィス、それを解消するにはアットホーム感をプラスするのが有効です。
●オープンデスク
オフィスの中心に設置するオープンデスクは、もっともマグネットスペースになりやすい場所です。
デスクをできる限り大きなサイズにして、1人業務やグループワークなど様々な用途で使えるようにしておくのがポイントです。
●カフェスペース
カフェスペースは、コンパクトなテーブル&チェアを複数設置するのがおすすめ、手軽にレイアウト変更できるようにしておくことで、ランチや休憩だけでなくオープンミーティングを開くスペースとしても便利に使えます。
●フリースペース
敢えて名称をつけず、何をやっても良いスペースを作るという方法もあります。
フリースペースの家具は、コンパクトに収納できる折りたたみ式を採用するのがおすすめです。
偶発的な出会い・会話を生む仕掛け:レイアウトの工夫
社員の会社への帰属意識を高めるためには、自分の部署や部門以外の社員と接する機会を増やすことが大切となります。
●ジグザグレイアウト
ジグザグレイアウトとは、デスクの向きを一定にせず敢えて様々な方向に変える配置方法のこと。座る位置によって見える景色が変わる他、複雑な導線が予想外の出会いや交流を生むきっかけとなります。
●ABW
ABWとはactivity-based-workingの略、部署や役職別でなく、業務内容によって業務場所を選ぶオフィススタイルのことです。
通常の業務デスクだけでなくファミレスブースやお籠り用のワークブース、ソファ席など、座席の種類を複数作ることで出会いの場が広がります。
●フリーアドレス
ABWが難しい場合、まずはシンプルにフリーアドレスから始めてみるという方法があります。フリーアドレスを導入する場合は、個人ロッカーの完備が不可欠となります。
スキルアップに繋がる仕掛け:情報のインプット・アウトプットスペース
社員同士でスキルを共有したり、情報交換したりする機会を作るのは、コミュニケーションの活性化だけでなく、会社全体のレベルアップにも繋がる取り組みです。
●勉強会スペース
勉強会スペースは、専用スペースを作らなくても、フリースペースやカフェスペースなどで代用できます。プロジェクターと大型ディスプレイのある場所を活用するのがおすすめです。
●ライブラリー
業務に役立つ書籍や雑誌、スキルアップにつながる書籍、さらに社員のおすすめ本などを週替りで設置するといった取り組みも、社員同士の話題作りのきっかけになるでしょう。
●コラボスペース
コラボスペースとは、部門間の交流や部門の垣根を超えて行う社内プロジェクトなどを進めるスペースのこと、レクリエーションスペースやフリースペース、カフェスペースなどを、敢えて“コラボスペース”と呼んでもよいでしょう。
スペースに余裕がある場合は、社外の人も入れるコワーキングスペースのような場所にすると、より繋がりや可能性が広がっていきます。
心をリラックスさせる仕掛け:快適な空間・雰囲気を生む工夫
緊張感のある空間で、友好的なコミュケーションはなかなか生まれません。
精神的にリラックスできる仕掛けを作ることで、ナチュラルに会話が弾むようになります。
●オフィスグリーン
オフィスグリーンは、視覚的な癒やしをもたらす方法の一つです。
とある調査では、オフィスにあるグリーン植物に対して80%の人がリラックスや気分転換の効果を実感していたり、73%の人が居心地の良さを感じたりしているという結果がでているほど・・・積極的に取り入れたいインテリアです。
※オフィスグリーンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
「今注目のオフィスグリーン!効果・効能、取り入れ方、導入事例をご紹介」
●音楽・音の演出
オフィスの音・音楽は、聴覚的な居心地の良さをもたらします。
最近では、スペース毎に流す音を変えることでベストな音環境を整えるという方法が注目されています。
※下記の記事では、オフィスの音響調整ツールをご紹介しています。
「スペースに応じて最適な音環境を整える…オフィスの最新“音対策”をご紹介」
●快適なオフィス家具
身体的な居心地の良さを左右するのがオフィス家具です。中でも最も重要なのがワーキングチェア。オフィス家具メーカーが作るワークングチェアの高い機能性は、自宅やカフェでは得られない価値と言えるでしょう。
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