オフィストイレをデザイン&リフォームする際にかかる費用【事例4選】
最近、オフィスのトイレリフォームについてお問い合わせいただくことが増えています。
そこで今回は、オフィスのトイレをリフォームする際にかかる費用を解説するとともに、おしゃれなトイレをデザインするための内装のポイントなども合わせてご紹介します。
後半では、弊社が実際に手掛けたトイレリフォーム事例もご紹介していますので、オフィストイレの見直しをご検討中の方や、快適なオフィス創りのヒントがほしいという方は、ぜひご参考にご覧ください。
※賃貸オフィスの場合は、ビルによってリフォームできる範囲が異なり、オーナーやビル管理会社への事前相談が必要となります。予めご認識ください。
オフィスのトイレリフォームにかかる費用とは?
まずは費用について解説します。
オフィスのトイレリフォームにかかる費用は、大きく分けて4つあります。
●什器購入費用
・便器(金額目安:10万円~30万円)
・洗面化粧台(金額目安:10万円~35万円)
・収納棚(金額目安:3万円~6万円)
・鏡(金額目安:2万円~8万円)
など
●内装工事費用
・壁・床・天井の内装、個室を作るための間仕切りやドアの設置など
(金額目安:200万円〜300万円)※男女トイレ各5〜10㎡程度の場合
●工事費用
・給水・排水管工事(必要な場合のみ、全てやり換えの場合)
(金額目安:100万円〜150万円)
●レイアウト・デザイン設計費
(金額目安:70万円〜150万円)※男女トイレ各5〜10㎡程度の場合
※オフィス全体をリフォームしている場合には、全体のレイアウト・デザイン費に含まれることが多いです。
ここでご紹介した内訳、金額は目安となります。
広さや設備、内装などによってかかる費用が変わりますので、リフォームを検討中の方は、まずオフィスデザイン会社に現状確認&見積もりを依頼しましょう。
オフィストイレにおける内装デザインのポイント
トイレの内装は、社員の、オフィスに対する好感度や満足度に大きな影響を与えます。
これまで様々なオフィスを拝見してきましたが、オフィスが賑わっている会社ほど、トイレがキレイという傾向があるなと感じます。
“トイレは、社員にとって唯一のパーソナルスペースであり、仕事の緊張が溶ける大切な場所、トイレでふっと一人になった時、そこが綺麗じゃなかったら「転職したいな…」と考えてしまうかもしれない、そうならないためにも、トイレにはこだわりたい”
上記は、とある経営者のお言葉ですが、本当にその通りだなと思います。
オフィストイレの内装において、まず最も重要なのは清潔感です。
水を使う場所なので、特に床は撥水素材を使うことが大切です。
次に大切なのは、落ち着ける独立個室を作ること。必要な数を確保することも重要です。
厚生労働省が省令する「事務所衛生基準規則」でも、個室は全方向が壁等で囲まれた完全個室にすること、そして男性の場合は、従業員60人につき1つ、女性の場合は、従業員20人につき1つ設置することが基準とされています。
最後は少しデザイン性を取り入れてみること。
機能性だけを重要視していると、どうしても事務的で無機質なトイレ空間になりがちです。
トイレをリフレッシュできる場所と考えている従業員も多いため、おしゃれなクロスを選んだり、意匠性の高い洗面台を取り入れたり、ワンランク上の便器を導入したりして、居心地の良い内装に整えましょう。
オフィストイレの内装については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
「オフィストイレの賢いリフォーム方法とおしゃれなデザイン事例6選」
ここからは、弊社が手掛けたオフィストイレリフォーム事例をご紹介していきます。
オフィスのトイレリフォーム事例①:マリメッコの壁面クロスがおしゃれなトイレ空間
こちらは法律事務所のオフィストイレリフォーム事例です。
“ナチュラルとモダンの融合”というオフィス全体のテーマに合わせて、外の洗面台は木目調のクロス(※)、個室の壁にはマリメッコ×サンゲツのおしゃれなクロスを貼っています。
便器は、TOTOの「ネオレスト」という曲線美が素敵な最新モデルを採用しています。
<トイレリフォームにかかったコスト>
●設備購入費:約90万円
●工事費:約500万円(現場管理費などの経費は別途)
●デザイン費:オフィス全体のレイアウト・デザイン費に含む
※木目調の洗面台については、下記の事例記事でご覧いただけます。
「おしゃれな壁面クロスが空間のポイントになった、法律事務所のデザイン事例」
オフィスのトイレリフォーム事例②:輝くデザインタイルのリッチな空間
こちらは、初めて本格的なオフィスリフォームをされた自社ビルのお客様事例です。
デザインコンセプトは「モノトーン×木目をベースにした素材感を楽しむ空間」
トイレも、木目や石目など様々な素材感のクロスを組み合わせた、リッチな内装になりました。
ポイントは、穀物を連想させるようなリーフ型のキラキラしたタイル、洗練されたトイレ空間に仕上がっています。
工事の際に、男性トイレの配管が詰まっていることが判明し、急遽、壁から配管を通す工事が追加で行われました。
<トイレリフォームにかかったコスト>
●設備購入費:約80万円
●工事費:約200万円(現場管理費などの経費は別途)
●デザイン費:オフィス全体のレイアウト・デザイン費に含む
※下記の事例記事では、様々な写真を公開しています。
「モノトーン×木目・石・リーフなど…素材感を楽しめるオフィスデザイン事例」
オフィスのトイレリフォーム事例③:男女で内装を変化させたトイレ空間
こちらは、従業員やお客様など不特定多数の方が利用されるトイレ空間をリフォームされた、自社ビルのお客様事例です。
男子トイレは、大理石調のクロスを中心とした落ち着いた内装に、女子トイレは、木目調クロスを中心とした温かみのある内装にして、コントラストをつけました。
女子トイレには、鍵付きの個人用小物入れも設置されています。
<トイレリフォームにかかったコスト>
●設備購入費:約80万円(トイレは既存を使用)
●工事費:約400万円(現場管理費などの経費は別途)
●デザイン費:オフィス全体のレイアウト・デザイン費に含む
※内装の写真をもっとご覧になりたい方は、下記の事例をご覧ください。
「ABW・素材感・造作家具etc…こだわりの詰まったオフィスリフォーム事例(後編)」
オフィスのトイレリフォーム事例④:部分的なリフォームで整えられたトイレ空間
こちらは弊社のリフォーム事例です。
オフィス全体をリフォームした際に、トイレも部分的に見直しました。
まず、トイレまでの通路をスッキリとさせ、ドアに木目調のシートを貼り、上部にトイレドアサインを設置しました。
トイレ内部は便器、洗面台はそのままに、シートを貼り替えたりペーパーホルダーとトイレポットを新調したりと、部分的なリフォームで
居心地のよい空間を作りました。
<トイレリフォームにかかったコスト>
●備品購入費:約5万円
●工事費:約15万円(シート工事)
(自社事例のためコストはアウトソーシングした場合の目安金額となります)
※下記の事例記事では、トイレリフォームのbefore→afterもご覧いただけます。
「オフィスリフォームのビフォー・アフター~自社事例で徹底解説~」
その他のトイレリフォーム事例は、下記の記事でもご紹介していますのでぜひ合わせてご覧ください!
「【軽視できない!】採用や社員満足に影響する「トイレ空間」」
お気軽にご連絡下さい!
関連する記事を読む