【オフィスデザイン事例から学ぶ】オフィスっぽくない空間の作り方
最近のオフィスデザイン事例を見ていると、以前のような事務的な様相が少なくなり、一見カフェやホテルラウンジと見間違えるのような、オフィスっぽくない空間が増えてきているように感じます。
その傾向は、テレワーク導入によってオフィスを第3の仕事場と考える企業が増えたことで、ますます拍車がかかっています。
お客様からも“リラックスできるような空間にしたい”“社員が来たくなるようなデザインにしたい”というご要望を多く頂くようになりました。
そこで今回は、オフィスだけど居て楽しい、遊び心が満載だけど業務場所としても最適な、オフィスっぽくないオフィスの作り方を、事例を交えながらご紹介したいと思います。
オフィスデザイン事例にヒントが満載!オフィスらしくない空間造りのポイント
オフィスっぽくないオフィスとは、ただ奇をてらった内装ということではなく、他にはないデザインでありながら、業務場所としての機能性も兼ね備えた空間であることが大切です。
そのようなおしゃれで働きやすいオフィスを作るポイントは、主に4つあります。
●テーマを設定して内装を考えること
1つ目は、オフィスデザインのテーマを設定することです。
例えば、「公園」や「京都」や「アメリカ西海岸のビーチハウス」など、具体的なキーワードをピックアップするようにしましょう。
あるオフィスでは「ortholog café」をテーマにして、熱帯魚が泳ぐ水槽や動物のオブジェ、観葉植物などを散りばめ、まるで自然の中で仕事をしているような気持ちになれるオフィスを作り上げています。
詳細は下記の記事でご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
「コロナ禍で新しいオフィスの在り方を追求した空間デザイン」
●様々な色・素材・形を取り入れたインテリアにすること
2つ目は、オフィスデザインに通常のオフィスでは使っていないような色味・素材・形を思い切って取り入れてみることです。
あるオフィスでは、ピンクを中心としたカラフルなミーティングスペースや、ジュラシック・パークをイメージさせるようなワイルドな素材感のコールセンターなど、様々な要素を組み合わせて楽しい空間を作り上げています。
下記の記事では、写真を多数掲載していますのでぜひ合わせてご覧ください。
「お客様が「また来たい!」と感じ、社員を引き立てる「舞台」を目指した、楽しい仕掛け満載のオフィス!(後編)」
●オフィス家具以外も取り入れること
3つ目は、オフィス家具専門メーカーのものだけでなく、飲食店向けの家具やインポート家具なども組み合わせたインテリアにすることです。特に、リフレッシュルームや休憩スペースなどは、機能性よりもデザイン性やリラックス感といったことを意識して選んでみましょう。
また最近は、オフィスへの製品提供を積極的に行っているインポート家具メーカーもありますので、好きなブランドがある場合には、ぜひ一度相談してみてください。
下記の記事では、カッシーナ家具のオフィス活用についてまとめています。
「カッシーナのおしゃれなデザイナーズ家具をオフィスに取り入れる方法」
●書類や備品の収納は上手に隠すこと
4つ目は、オフィスっぽい雰囲気の要因となる書類や備品などを、表に出さないように整理・収納するということです。
最も効果的なのは、フリーアドレスにして個人ロッカーを設置すること、そうすることで、業務スペースを含め、オフィス内を常にクリーンに保つことができます。
またデジタルシステムを積極的に取り入れ、ペーパーレスを推奨していくのも有効です。
参考にしたいオフィスデザイン事例①:商品撮影も出来る明るく開放的な空間
こちらは、自然派商品を取り扱っていらっしゃるお客様のオフィスデザイン事例です。
コスメショップのような明るく広々とした空間に、ショールーム、ミーティングルーム、業務スペース、フリースペースが、ワンルームにレイアウトされています。
フリースペースは、葉っぱが巻き付いたデザインペンダントライトや、ソファ、リラクゼーションチェアなどでリビングのような空間を作っている一方、業務スペースは、ブーメランデスクとローパーテーションで一人一人集中できる環境を整えています。
エントランスのショールームには、デザイン性の高いテーブルと洗面台を置いて、商品撮影にも使えるスペースをレイアウトしています。
※詳しくは、こちらの記事をご覧ください↓
「ガラスと光とグリーンと…心までオープンになるオフィスデザイン事例」
参考にしたいオフィスデザイン事例②:インポート家具が光る洗練された空間
こちらは、専門商社のお客様のオフィスデザイン事例です。
移転をきっかけにフリーアドレスとなった営業部門は、円卓席やカウンター席など様々な座席を作り、素材・色・形の違う家具を組みわせて遊び心を持たせました。
また、一部には「イサム・ノグチ フリーフォーム ソファ&オットマン」や「アルコランプ」などのリプロダクト家具を設置し、リッチで洗練された空間をデザインしました。
3つの会議室は、壁画アートやグラフィック温白色の照明などを組み合わせ、用途によってインテリアに変化をつけています。
※詳しくは、こちらの記事をご覧ください↓
「ワンフロアを間仕切りなしでコーナー分けしたオフィスデザイン事例」
参考にしたいオフィスデザイン事例③:アットホームな吹き抜け空間
こちらは、システム開発を手掛けていらっしゃるお客様のオフィスデザイン事例です。
6mを超える吹き抜けの2階建てのオフィスで、物件のそのものが元々デザイン仕様であったため、最小限の内装で働きやすい空間となるよう意識して作りました。
アットホームな雰囲気を活かして、コンクリート調の梁にペンダントライトとスカイプランターを吊るすことでアクセントを加え、窓の近くには、休憩スペースとなるようなソファチェアとテーブルを
設置しました。
1階に業務スペース2階に会議室というレイアウトになっています。
※詳しくは、こちらの記事をご覧ください↓
「吹き抜け空間を生かした遊び心溢れるオフィスデザイン」
参考にしたいオフィスデザイン事例④:テーマパークのような楽しい空間
こちらは、ある自動車部品製造メーカーの開発拠点のオフィスデザイン事例です。
注目なのは、共有のミーティグスペース兼リフレッシュコーナーです。
テーマパークのようなカラフルで遊び心あふれる雰囲気でありながも、オープンテーブル、カウンター席、ファミレスブースなど様々なタイプの座席を作って、用途に合わせて選べるABW式にしました。
スペース内にはキッチンコーナーもあり、冷蔵庫や各種キッチン電化製品などを完備しています。
※詳しくは、こちらの記事をご覧ください↓
「ベース工事からスタート 機能性と温かみある空間に再生されたオフィス」
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