居場所を選べる快適空間!ABWスタイルのオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、ファイナンス関連のニュースメディア運営を始め、SEMやWeb広告など、デジタルマーケティングサービスを幅広く展開していらっしゃるお客様のオフィスデザイン事例です。
Webサイトへお問い合わせ頂き、3社でのコンペの末に弊社にてオフィスリフォームをお手伝いさせていただくこととなりました。
デザインのコンセプトは、「開放的で、居場所を選べる、落ち着くオフィス」
間仕切りを取るなどして空間を広げ、目的に応じて業務場所を選べるように様々なタイプの座席を作り、木目を基調とした優しい色味の内装を施しました。
“ABWが実現できるオフィスを作りたい”とお考えの方に、ぜひご参考にしていただきたいオフィスデザイン事例です。
ABW(Activity Based Working)が実現できるオフィスづくり
コワーキングスペース“WeWork”のような木目調のオフィスを実現
今回は、エントランス・会議スペース中心のフロアとなる4階と、業務スペース中心のフロアとなる5階、2フロアのオフィスリフォームをしたいとのご要望をいただきました。
最初のお打ち合わせの際に、4階についてはの内装をイメージされているというお話があったため、関連する参考写真などをご覧頂きながら、全体のオフィスデザインをご相談していきました。
リフォーム前の生産性をアップさせていたオフィスデザイン
快適な空間で、生産性をアップさせるオフィスデザイン
こちらは、リフォーム前のレイアウトです。
効率的な空間配置で、生産性をアップするオフィスリフォーム
広々とした空間で、集中力もアップ。新しいレイアウトで仕事がはかどるオフィスへ
こちらが新しいレイアウトです。
ベースはそのままに、会議室の位置をずらしてエントランスを広くしたり、元々6名会議室の間にあった倉庫の位置を図面左上の非常階段付近に移動させたりと多少のレイアウト調整を行いました。
フロアの中心部分には、元々、10名席と4名席の会議テーブルがそれぞれ設置されていました。両所同時に会議していると、声が交差して使いづらいというお話があったので、背もたれの高いソファのファミレスブースや、一人用ブース、またウェブ会議に利用できる救護室など、様々な座席を作って用途に応じて場所を選んで利用できるようにしました。
図面左の窓側は、元々パーティションで囲まれた休憩室だったのですが、一部が倉庫になっていたりと有効的に使われていなかったので、パーティションを取り払ってオープンにしました。
その結果、フロアが広く使えると同時に窓が見えるようになり、自然光が入って空間全体が明るくなりました。
多彩な座席でフレキシブルなオフィスレイアウト
あなたのスタイルに合わせて選べる、多彩な座席タイプ。新しいオフィス空間を。
こちらが4階の実際の様子です。
フロアのシンボル的な存在のビッグテーブルを中心に、丸テーブルのミーティング席や、ソファ席、ファミレス席、個人ブース席など、様々なタイプの座席が配置されています。
家具は、新調したものと転用を組み合わせています。
一部ご紹介させていただきますと、ビッグテーブルは「オフィスコム」のもの、左奥のファミレスソファは「アスクル」で購入できるものです。
ビッグテーブルのイスは、以前のオフィスからの転用です。
手前の丸テーブルと組み合わせているチェアは「IKEA」のもの、チェアは座ったまま身体を動かすことができて、自然と健康的な姿勢が保てるようになっています。
新調した家具について、弊社からはアイテムのご提案のみさせて頂き、購入・組み立てはお客様ご自身で行われました。
(家具のご提案や購入方法については、最後に詳しく解説しています。)
左手前にある木の扉の部屋は、どちらも救護室です。
救護室としてだけでなく、業務の合間に休憩したりWeb会議をしたりと、様々な用途で利用できるようになっています。
木目調のドアはパナソニックのものです。
壁部分と床もドアの木目と自然と馴染むように、同じような色味・柄のものを探して組み合わせました。
木目調の床でアットホームなオフィスへ
木目調の塩ビタイルの配置で、空間を巧みに区分けするレイアウト構成
※↑実際のオフィスとは多少違いがございます。
床は、中心にカーペットを敷き、その周りを木目調の塩ビタイルで囲みました。
カーペットは既存のものをそのまま転用しています。
塩ビタイルは、木目が救護室の間仕切りから床へ繋がって見えるように、平行向きに(間仕切りとは垂直に)貼っています。
自然光とガラスのグラデーションが調和した、快適なオフィス空間
自然光が描くグラデーション。透明ガラスの仕切りが魅せる明るさと軽やかさ。
奥の透明ガラスの間仕切りにはグラデーションシートを貼りました。上から自然光が入るように、下から上に向かって透明度が上がるようなグラデーションになっています。
左奥には給湯コーナーがあるのですが、そちらにはカウンター席を作って、ランチ時など休憩できるスペースにしました。
ビッグテーブル付近に、ランダムに吊り下げているペンダントライトは「IKEA」のもの、空間のポイントになっています。
清潔感と自然美が融合する木目調のエントランス
異なる木目調で統一した、企業を象徴する美しいエントランスづくり
こちらはエントランスです。
以前は、正面にグラフィックシートが貼られていたのですが、木目調シートに貼り替えました。
床もお客様のご希望により木目調の塩ビタイルに貼り替えました。
木目の美しさが光る、こだわりのオフィスデザイン
照明とともに変化する木目柄の魅力を「COPACK」が引き出す内装デザイン
今回、内装の中心となっている木目柄は、お客様がこだわられたポイントの一つです。
同じ木目でも色味や柄など種類がたくさんあるため、サンプルをご覧頂きながらご相談しました。
また光の当たり方や角度によって様相が変わるので、実際に採用したい場所で照明を当てたり床に置いてみたりと、見え方をお客様と一緒に確認しながら決めていきました。
空間に馴染んでいる透明ガラス板と白フレームの電話台は、「COPACK」のものです。
スタイリッシュかつABWな待合スペースを実現
「IKEA」家具を組み合わせ、待ち時間も快適に。リラックスできる待合室を実現。
ウェイティングスペースのチェアは「IKEA」の一般家庭向けのもので、ミニテーブルはネットで見つけたものです。
ペンダントライトは、業務スペースと同じ種類の「IKEA」のものです。
「オフィスコム」のパーティションで、機能性とデザイン性を両立。
感染対策も万全!リフォーム後の業務スペースは、より快適で効率的な働き方を実現
こちらは、5階の業務スペースです。
リフォーム前は、簡易的なダンボールのローパーティションをデスクの上に設置して、一席おきに固定席で使って感染対策されていたのですが、リフォームを機にゆとりのある座席幅を確保するとともに、フリーアドレスを導入されました。
こちらのフロアも、オープン席や、個別ブース席、ファミレスブース席、カウンター席など様々なタイプの座席を作り、目的によって選べるABWスタイルにしています。
左に見えるすりガラスのパーティションは「オフィスコム」のもので、奥は管理セクションになっています。
自然な木目調が広がる、新しいワークスペース。
中央には木目調のタイルを、周囲にはカーペットを使用した快適な空間。
※↑実際のオフィスとは多少違いがございます。
床は4階と反対に、中央に木目調の塩ビタイルを貼り、周りを既存のカーペットで囲んでいます。
木目調の塩ビタイルは、入り口からの通路上にも取り入れ、斜め貼りにすることで導線としての動きや勢いがでるようにしています。
「easywall」の吸音パネルを活用し、多用途ブースを実現。
限られた広さでも手軽にブースを作るための工夫がこらされたオフィス空間
ロの字型においたデスクの中心には、プランターシェルフをおいて、観葉植物を目隠し代わりにしています。
オレンジのチェアは以前のオフィスからの転用です。
“汚れが気になるので見直したい”とのご要望があったため、クリーニングをご提案して綺麗にしました。
個別ブースは、「easywall」という吸音パネルを組み合わせて作りました。
フェルト素材のパネルを繋げて様々な形のブースを作ることができるタイプで、限られた広さでも手軽にブースを作る事ができます。
奥には、社長室があります。
空調の吹き出しが少なかったため今回のリフォームにて移動させ、環境を最適化しました。
今回はリフォーム完了期限が決まっていたこともあり、工事中は社員の方々に業務フロアを移動していただきながらスピーディに進められました。
完成したオフィスをご覧になられたお客様からは、“デザインのうまい、よい会社さんに改装をお願いできた”とのお言葉をいただき、弊社としても大変嬉しく思っております。
家具のご提案や購入方法について
今回のように、家具のコストを抑えたいというご要望があった場合は、購入方法をお客様に選択していただくようにしています。
具体的には、サイズや空間デザインに応じたオススメの家具を、弊社にてピックアップするところまでは無料でご提供し、①弊社で手配・購入・組み立てまで行う場合プランと、②お客様ご自身で注文・購入・組み立てを行う場合のプランをご提案し、どちらのプランにされるかお客様に選んでいただくようにしています。
プラン①の場合は、お客様のお手間がかからなくて楽チンというメリットはありますが、ご料金は、家具代の他に手数料が追加されることとなります。プラン②の場合は、コストが抑えられるというメリットはありますが、複雑な家具の場合結果的に業者に組み立てを依頼する必要がある可能性もあります。
メーカーによっては、弊社にて手配したほうがお得な場合もありますので、その際には随時ご説明するようにしています。
- お客様
- 株式会社ブレイク・フィールド社
- 業種
- メディア事業、デジタルマーケティング事業
- 工事範囲
- エントランス、会議室、打ち合わせスペース、救護室、資料室、業務スペース、社長室など
- 坪数
- 約100坪
- 設計打合せ
- 約2ヶ月
- 工事期間
- 約20日間
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