スライディングウォールで変幻自在な会議室を作ったオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、米国で信用調査事業を展開されているお客様が、日本支社を持たれていた際のオフィスデザイン事例です。
光を多様したエントランスやBARのようなカウンターのあるカフェスペースなど、各所に工夫をこらした魅力的なオフィスデザインにまとまりました。
中でも、最も特長的なのはスライディングウォールを使った会議室、使用用途によって人数を増減させることができる便利なアイテムを取り入れました。
社内でセミナーを開催されている方や、大人数での社内会議やプレゼンスペースなどが必要な方に、ぜひ参考にして頂きたいオフィスデザイン事例です。
LED照明で魅せる個性的かつ上質なエントランス
訪問者を圧倒する光のショー。15秒に1回、青と黄の点滅でお出迎え
こちらはエントランスです。来社される方にインパクトと上質感を残せるよう、正面に160個のLED照明を設置しました。
15秒に1回、青色と黄色に点滅する仕組みになっています。
お客様が保有している、世界最大の企業データベース(なんと約1億2900万件以上)を表現しています。
デザイン性と機能性を抑えた、魅力ある受付カウンター
光と透明感が魅力のカウンター。お洒落で印象的な空間を演出
中央にある受付カウンターは造作です。
黄色に光る塔の上から、透明のガラスを被せて作りました。
背面の企業版とコーディネートしてデザインされており、光が神秘的です。
スライドする壁で会議室を調整!「オカムラ」のアイテムを採用
自由自在に広さを調整!「オカムラ」のスライディングウォール採用の会議室
こちらは収容人数12名の会議室です。
会議室エリアには、同じ会議室が四方にレイアウトされています。
それぞれの会議室は、スライディングウォールで仕切られているため、用途や収容人数に合わせて広さを調整できるような仕組みになっています。
スライディングウォールは、オカムラのアイテムを採用しました。
床のレールがないタイプで、誰でも簡単にスライドさせて操作することができます。
自由自在に広がる、多目的な会議室
人数や用途に合わせて自由自在に広さを調整可能な会議室
こちらは、スライディングウォールを一つオープンにした場合の広さです。
12名×2の24名用会議室に早変わりします。
4つの会議室をワンスペースに。使い方の幅が広がる会議室
会議だけではなく、セミナー、イベントなどフレキシブルに使えるオフィス空間
さらにこちらは、スライディングウォールをすべてオープンにした際の会議室の様子です。
4つの会議室が一つになっています。一つの会議室の場合とは印象もガラリと変わりますね。
会議だけではなく、セミナーやイベントなど、フレキシブル、多目的に使用出来るデザインにしています。
ストライプのカーペットで個性が光るリフレッシュルーム
インパクトの強いストライプのカーペットに白いチェアとテーブルを合わせバランスよく
こちらはリフレッシュルームです。
レイアウトしていく中で、執務スペース横に細長い空間が生まれ、ちょうどそちらが窓面だったため、このような空間を作りました。
設置されている、イームズのシェルチェアと丸テーブルは移転前から使用されていたものです。
それらが白くてすっきりとしたデザインだったので、カーペットはインパクトの強いストライプを選びました。
カーペットのこの柄はコーヒー等の汚れが目立たないと、お客様からもご好評です。
モノレールが一望できるカフェのようなハイカウンター
モノレールが見える絶景空間でくつろぎのカフェタイム、リフレッシュして仕事効率アップ
モノレールも一望出来る絶景スペースには、斜めの躯体に合わせた造作カウンターを設置しました。
ハイカウンターはまさにカフェの様な雰囲気です。
まるでBARのようなオフィスの一角
暖色系の照明が際立つ、昼と夜で2つの顔を見せるおしゃれオフィス空間
窓の外が暗くなると、暖色系の照明が際立ち、よりいっそう雰囲気の良い空間に…。
まるで、BARのようです。
グラデーションシートとホールキャビネットで快適空間
リフレッシュスペースと執務室の仕切りに「Haller」キャビネットで快適なワーク環境を実現
リフレッシュスペースと執務室の仕切りには、Hallerキャビネットを置きさらにグラデーションシートを貼ることにより、
立てば人が見える高さで視線を遮っているので、休憩中また執務中に、お互いの視線が気にならないように工夫されています。
また、素材は透明ガラスになっているので、遮音はしつつも自然光が執務室にも降り注ぎ中も明るい印象です。
入口には“cafe de D&B TSR”の表記を貼っています。
木目で統一された温かみのあるコミュニケーションスペース
木目の調和が心地よい、社員同士のコミュニケーションを活性化するカフェカウンター
こちらはコーヒーカウンターです。
元々あった柱に合わせて造作しました
棚の裏側には、社員同士のコミュニケーション活性を目的としたコルクボードを設置しました。
その他にも、レンジ台となる収納も同じ木目に合わせて造作しました。
そのまま置いてあると目立ってしまう冷蔵庫は、同系の木目シートを貼りまわりに調和するようカスタマイズしています。
ゴミ箱も空間に合わせて特注しています。
今回会議室に採用した“スライディングウォール”には様々な種類があります。
まず素材については、今回採用したようなガラスとすりガラスを組み合わせたタイプやパーティション素材として一般的な石膏ボードタイプ、縁を限りなく薄くしたスタイリッシュな全面ガラスや、一部がホワイボードになるタイプなどもあります。
また大きさも、宴会場などで使われるような大型のものから、中規模オフィスでも採用できる手軽なものまで様々です。
さらに、パネル操作についてもハンドル式やワンタッチ式などがあり、設置する空間や用途に合わせて最適なものをセレクトすることができます。
これらのスライディングウォールの実物は、オカムラのショールームでご覧頂くことが可能なので、ご興味のある方はぜひ見学してみてください。
また、こちらのサイトでも写真付きで紹介されています↓
http://www.okamura.co.jp/product/?c1=kenchiku&c1-2=&c2=slidingwall
- お客様
- Dun&Bradstreet TSR Ltd.
- 業種
- 企業調査、データベース、データ管理活用
- 工事範囲
- 坪数
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