ビル指定工事のマネジメントと合わせて行ったオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、世界30カ国以上にわたり、高度な物流サービスを提供する企業様のオフィスデザイン事例です。
今回は湾岸エリアへの移転プロジェクトを担当いたしました。
充実したビルの共有スペースも、物件の選定のポイントのひとつとのこと、開放感のあるラウンジフロアや高級感のあるエレベーターホール等が目を引きます。
オフィス内部はホワイトをベースにし、シンプルで清潔感のあるデザインでまとめました。
会議室は圧迫感がないよう一部に前面ガラスを取り入れ、壁面はホワイトボードとして活用できるよう工夫しました。
機能性と快適な働き環境を追求したオフィス
効率と快適さを両立する、2拠点統合のオフィス移転レイアウト
今回は、以前からおつき合いのある外資系の不動産会社CBRE様よりご紹介をいただき、お取引につながりました。
今回の移転を機に2拠点を統合されることになるとのことで、オフィスはデザイン性よりも機能性や働きやすさといった点を重要視しました。
ホテルライクな落ち着いた雰囲気の広々としたエントランス
充実の共用設備でちょっとしたお打ち合わせにも最適なエントランスロビー
上質な空間が広がる専用フロアのエントランスロビー
特徴的な円形の照明と高い天井、木材の壁装飾が融合したホテルライクなエントランス
開放感のあるエントランスロビーです。
このような共用設備は、ちょっとしたお打ち合わせにも使えて便利ですね。
心地よい光とデザインの専用フロアのエレベーターホール
光と落ち着いたダークトーンのカーペットがマッチした高級感あふれる廊下デザイン
専用フロアーのエレベーターホールです。
お客様を迎える高級感のある空間デザイン
全体的に暖色で統一し、柔らかな光が全体を照らす空間
お客様を迎える高級感のあるデザインです。照明の明かりも暖色系の落ち着いた色味ですね。
ナチュラルな緑が魅力のおしゃれなパントリースペース
パントリーにアクセントを加えておしゃれに。緑の壁紙とライトで雰囲気もアップ
パントリーでリフレッシュ!緑の壁紙とおしゃれなライト
おしゃれでリフレッシュできるパントリースペース空間の工夫
パントリースペース
白基調×黒のアクセントで開放感あふれる執務スペース
パースで見るオフィス空間。 開放的な執務スペースと充実の会議室で業務効率アップ
こちらは実際のオフィスの全体パースです。
開放感のある執務スペースで、会議室も充実しています。
ブラックとグレートーンでアクセントをつけたエントランス
スタイリッシュなモノクロ空間。ホワイトパーティションにブラック&グレートーンでシンプルに
モノクロカラーで統一したシンプルなエントランス
モノクロカラーがおしゃれなエントランス。スタイリッシュにまとめた白と黒の空間
エントランスはシンプルでスタイリッシュに仕上げています。
ホワイトのパーティションをベースにブラックとグレートーンを使用し、モノクロカラーでまとめています。
機能性抜群を兼ね備えたシンプルな大会議室レイアウト
エントランス横に大会議室。8名まで利用可能で、ホワイトボード機能も充実
ホワイトボードシートが存在感のある大会議室
ホワイトボード機能でアイデアを共有しより生産的ができる会議室を
エントランスの横には8名が使用可能な大会議室を完備。
パーティションの一面にはホワイトボードシートを貼り、広々と使えるホワイトボード機能をつけました。
社内外問わず多くの会議を行えるオフィスレイアウト
多くの会議に対応!4名用会議室を2つ完備した、シンプルな内装の空間で集中力UP
スッキリとした空間で集中力UP!4名用会議室2つを完備
4名用会議室2つ完備。無駄のないシンプルな内装で、会議や商談に最適な空間
また、4名用会議室を2つ用意し、社内外問わず多くの会議を行うことができるようになっています。ムダなものを置かずスッキリとしたシンプルな内装なので、会議や商談にも集中できる雰囲気です。
4名用会議室2つを完備したシンプルなオフィス
シンプルで集中力UP!4名用会議室2つ完備の空間
役員室です。
2面が窓になっているので、とても開放感を感じます。
2面窓で光と開放感を取り入れた役員室
2面窓からの光と風で開放感あふれる役員室の空間レイアウト
窓からの光が心地よい、 広い通路で快適な執務スペース
元々あった家具を有効活用!窓側レイアウトを施した移転後のオフィス風景
執務スペースです。
窓側に配置したレイアウトのため、とても働きやすくなっています。
通路の幅も広めに確保しているので、圧迫感がありません。
オフィス家具は、以前から仕様されていたものを転用されています。
サークル型テーブルでテレビ会議や電話会議を有効活用
サークル型テーブルでテレビ会議や電話会議のディスカッションを実現
テレビ会議や電話会議に活用できます。
サークル型のテーブルは、参加者の上下関係を意識させずオープンなディスカッションに向いていると言われています。
会議室レイアウトに最適な半透明シート
プライバシー確保しつつ開放感を実現。会議室仕切りに半透明シートを採用
会議室パーティションの前面ガラスには一部半透明シートを貼っています。
今回は、タワービルに移転されるとのことで、ビル指定のB工事が必要であり、その調整やスケジューリングまで担当させて頂いたプロジェクトでした。
専門的なお話になりますが、オフィスの工事には「B工事」と「C工事」というものがあります。
弊社が担当するようなデザイン部分の内装工事は、「C工事」と呼ばれます。
一方、「B工事」とは照明、電気、防災設備、スプリンクラーといった設備工事のことを指します。
今回のような大手ビルの場合は、ビルの工事規定や工事区分表をまとめた「マニュアル」があり、そこに記載されたルールに基づいて、オフィス工事を進めていく必要があります。
中には、施工時間や機器の搬入・搬出時間が厳しく決められていたり、B工事を請け負う業社が指定されていることもあり、内容を詳細に確認して進めることが大切です。
マニュアルの内容は、オフィスのレイアウトやデザインにも大きく影響します。
例えば、スプリンクラーの設置場所について、何m毎に設置しなければいけないか?が決められており、それを遮るレイアウトにした場合、追加設置が必要となる場合もあります。
スプリンクラーの新規設置は、1つ10万円以上かかることもあり予算も大きく変わってくるのです。
一方、ビルによっては、多少のマニュアル変更を許容してもらえる場合もあり、その傾向を知るためにはビル管理会社とのコミュニケーションが大変重要になります。
また、最近、流行している一人用の個室ブースを新しいオフィスに取り入れたいと希望されるお客様も多いのですが、オフィス内の個室を作る場合、空間の中に法律の基づいた消防設備や防災設備を整える必要があり、実はそれらの設備を整えるのに、想像以上のコストがかかるのです。
オススメなのは、オフィス家具メーカーが作っているワークブースを設置することです。
例えば、オカムラには3種類のワークブースがあり、天井をオープンにすることで防災基準をクリアしたものや、完全密室個室ながら消防庁通知条件をクリアした国内唯一のワークブースなど、複数種類のアイテムが揃えられています。
http://www.okamura.co.jp/company/topics/office/2018/work_booth.php
ムダなコストをかけず、効率的且つ理想的なオフィスを作るためには、上記のような専門知識とノウハウ、社内体制が整ったパートナー企業に相談されるのがオススメです。
また、移転先の物件を探される際にも、場所や内装だけでなくビルそのもののルールなども事前に確認しながら選ぶことが重要なのです。
- お客様
- OOCL ロジスティクス JAPAN
- 業種
- 物流における輸送、倉庫保管、流通サービス
- 工事範囲
- 内装工事・間仕切り工事・家具工事・サイン工事
- 坪数
- 70坪
- 設計打合せ
- 2ヶ月
- 工事期間
- 3週間
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