おしゃれな装飾でボタニカルガーデンを表現したオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、ライフサイエンスとマテリアルサイエンスの二本柱を軸に、様々な分野へ躍進されている外資系企業様オフィスデザイン事例です。本社はオランダにあります。
デザインのテーマを決めるにあたって、“ボタニカルガーデン”“宇宙船(新しいことへのチャレンジや上昇をイメージ)”“ミッドセンチュリー(時代は古くても今でも新しいと感じられるデザイン)”という3パターンをご提案したのですが、採用されたのが一つめの“ボタニカルガーデン”でした。
理由は、環境保護という社の経営方針とマッチしており、また多彩な植物を感じることで、社員が快適に過ごせる環境にできそうだからとのこと、実際に完成したオフィスは生命のエネルギーが豊かに感じられるおしゃれで洗練された空間です。
“癒やしと美しさを兼ね備えた、おしゃれなオフィスを作りたい”とお考えの方に、ぜひご参考にしていただきたいオフィスデザイン事例です。
重厚感とナチュラルウッドの温かみが誘うお洒落なエントランス
オランダ製の赤いソファが主役!こだわりの空間でお客様をお迎えするエントランス
1-1レセプション:重厚感と素材の温かみを合わせ持つ錆塗装の壁や、ナチュラルウッドのフローリングが、お客様を迎えます。おしゃれな赤いソファはオランダ製のもの、注文から3ヶ月待って、ようやく届いたこだわりの一品です。
糸カーテンで作るセミクローズな待ち合わせ空間
光とグリーンカラーが織り成す、キラキラ輝くお洒落なオフィス
1-2待合い::2色の糸カーテンによるセミクローズな空間は、ちょっとした打合せにも使用出来ます。糸カーテンは輸入のもの、色は様々な種類から選ぶことができるのですが、今回はデザインコンセプトに合わせて、センスの良い若葉のような黄緑と潤いのある深い緑をセレクトしました。
ダウンライトを照らすことで、キラキラと光る構造になっています。
1-3会議室:防音性の高いダブルガラスを使用。ランダムな模様が通路からの視線を柔らかく遮ります。
オフィスフロアの一部のレイアウト図
グリーンやオレンジをベースに変化に富んだ自然界の移ろいを表現
1-4来客ゾーン:こちらは、オフィスフロアの一部のレイアウトズです。レセプションから奥へと導く緑のラインは、芝生のような踏み心地のシャギーカーペット。各会議室の壁は実りの色・オレンジをベースに濃さを変えて、変化に富んだ自然界の移ろいを表現しています。
オランダ発のおしゃれ家具家具「Artifort」のイスを採用
静かで快適、応接にふさわしいくつろぎの空間を演出
2-1Ribbon:オランダ発の家具Artifortのイスはとてもおしゃれなデザインですね。応接にふさわしいくつろぎの空間を演出します。こちらのオフィスビル芝公園フロントタワーは、広大な緑地に面しているので、窓からの景色も抜群です。
広々空間は照明づかいが肝。自然光と照明が調査する大会議室
フラットな対話の場をイメージしてレイアウトされた会議室デザイン
2-2Out of the Box:「箱から飛び出して自由な発想を」というネーミングの大会議室です。奥へ長く伸びる壁にはホワイトボードやベンチを取付けて、使い勝手の良い部屋にしています。
2-3Circle:直径2.4mの大きな円形テーブルは、フラットな対話を促します。
おしゃれなデザインの家具でグローバルな雰囲気の会議室
オフィスに個性をプラス!センスの良さが光るインポート家具で魅力的な空間に
2-4Hexagon:自然や化学から連想される六角形の形をテーブルにしました。夜はオーロラをイメージしたペンダント照明と東京タワーのライトアップで、都会と自然が融合するような空間になります。
今回のオフィス家具は多くがお客様セレクトのもの、インポートのおしゃれなデザインのアイテムや、シンプルな機能性の高いアイテムをセンスよく組み合わせています。
2-5Square:長方形の部屋の中に長方形のテーブルセット。深みのあるオレンジの壁が照明を通して柔らかく空間を包みます。
透明ガラスに枝モチーフがおしゃれな間仕切りの個室
すりガラスや部分パーテーションとは異なる選択肢で開放感ある空間を。
3-1個室:フロア全体での開放感を保つため個室の間仕切は透明ガラスにし、全社員が気持ちよく仕事ができるよう、枝をモチーフにしたデザインシートを貼っています。
このようにすることで、すりガラスや部分パーテーションよりセンスよくおしゃれに仕切り機能をもたせることができます。
シンプルながら機能性の高いアイテムで快適なオフィス
社員がストレスを感じないような自然と都会が融合したデザインのオフィス家具
3-2ワークステーション:既存の長方形のデスクを変形テーブルにつなげることで、社員がストレスを感じないような広々としたデスクレイアウトにしています。
デスクではオープンながらも目線が合わないようにローパーテーションを設置、ただ事務的になり過ぎないよう、所々目隠しを観葉植物で代用しているという工夫を施しています。
オフィスレイアウトを考える際、フロアの窓側に会議室や個室を作るケースが多いのですが、今回は、そこに個室を設けず、オープンに解放することで、実際のフロア面積以上に広い空間を社員が感じることができるようにしました。
透明ガラスでつくる、開放感のあるワークスペース
各階で異なる色のテーマで効果的かつおしゃれなグラフィックをコーディネート
3-3カラーコーディネート:今回は6フロアにまたがってオフィスをデザインしたのですが、「ボタニカルガーデン」というテーマで一体感をもたせるために、各フロアを辿ると種から花までの成長プロセスが見られるデザインを施しました。
具体的には、各階で色のテーマを決めて、グラフィックをリフレッシュコーナーに取り入れています。
既存のキャビネットは色々なメーカーのものが混ざっていたので、全て白に塗装をして明るく整然とした仕事場を作っています。
おしゃれなカフェテーブルを設置したリフレッシュコーナー
フロアを開放的に使える様に、仕切りは設けずに床の素材などで空間を分割
3-4リフレッシュコーナー:仕事中のちょっとした打合せにも使用できるように、また、できるだけフロアを開放的に使える様に、仕切りは設けずに床の素材などで空間を分けています。古くなった既存のテーブルは、各階のコンセプトに沿った色鮮やかなグラフィックアートを上から貼りこみ、おしゃれなカフェテーブルにリニューアルすることができました。
通常弊社では、オフィスデザインから施工、オフィス家具のご提案までトータルでサポートさせて頂くことが多いのですが、今回はお客様のご意向によりオフィスデザインの部分のみを担当し、家具の選定や工事、全体マネジメントはお客様にて請け負われました。
6フロア分950坪ということで大掛かりなプロジェクトでしたが、お客様のご意向に沿った美しいオフィスに仕上がって弊社も一安心しております。
Interview(お客様の声)
Q:お客様からのコメント
移転の話が決まってから実際の引越しまで4ヶ月弱という短い期間でしたので、心配しておりましたが、設計・工事・現場と皆さんが一丸となって工期を守って取り組んでいただき無事予定通りに移転することが出来ました。デザインも、弊社の特色をよく捉えていただき、とても明るくオープンな事務所が出来上がりました。来客用会議室ゾーンだけでなく、6フロアーにわたる執務ゾーンも、統一したコンセプトで作っていただき、会議室・マネージャー個室も全てガラスパーティションにして、オープンな環境を強調していただきました。執務ゾーンは、各階同じレイアウトにして、フロアーごとに色を変えることで印象を変えていて、社員にも大変好評です。
- お客様
- ディー・エス・エム ジャパン株式会社
- 業種
- ライフサイエンス、マテリアルサイエンス
- 工事範囲
- 設計・デザイン
- 坪数
- 950坪
- 設計打合せ
- 4ヶ月
- 工事期間
お気軽にご連絡下さい!