防音性と開放感を同時に叶えた税理士事務所のオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、税理士事務所様のオフィスデザイン事例です。
移転されるとのことで、Webサイトよりお問い合わせを頂きお手伝いさせていただくことになりました。
スケジュールがタイトな中、約2ヶ月で完成させたプロジェクトです。
デザインテーマとしては“スタイリッシュな信頼感”お客様とのミーティングで音がもれないよう
遮音性を高めつつ、信頼感が高まるようなシャープなオフィス空間に仕上げました。
弁護士事務所や税理士事務所といった士業の方で、限られた広さの中で防音とデザイン性を
兼ね備えたオフィスを作りたいとお考えの方に、ぜひご覧いただきたいオフィスデザイン事例です。
防音性に優れた遮音効果のある素材で商談ルームを造作
コストを抑えながらも高い機能性を実現!商談に最適な防音性のある空間を実現
今回は、24坪という限られたスペースに、商談ルームと業務スペースをレイアウトしました。
商談ルームは、お客様と機密事項をお話する場所でもあるので、防音性を高めるべく遮音効果のある素材で天井まで密閉した壁を造作しています。
今回はコストを押さえたいとのご要望をお客様から頂いていたので、防音性は確保しつつ、その他の部分はシンプルにそして華美な装飾は行わず調整していきました。
閉鎖的にならず、プライバシーも確保の商談スペース
覗き窓の設置で開放感と防音を両立。機能性とデザイン性のある商談スペース
商談スペースには窓がなかったため、閉鎖的な空間にならないよう通路との間に覗き窓を設置しました。
開放感という点でいうと、全面ガラス壁にする方法もあるのですが、ガラス素材は音が漏れやすく防音を重要視する場合にあまり向かない素材です。
おしゃれな横スリット窓で、光とプライバシーを両立
自由自在にカスタマイズ可能な横スリット窓を採用し圧迫感のない商談スペース
今回の横スリット窓は、ダークブラウンのウッド素材でフレームを設けていますが、こちらは、色を変更したり素材を変えたり、フレーム自体を無くすことも可能です。
最近のオフィスデザインでは、フレームをできるだけ無くす、細くするというのがトレンドでもありますね。
また、スリット窓の位置も調整可能です。
天井部分に設置することもできますし、中に人がいるかどうかのみ確認できるようにする場合は足元に設置することもできます。
また、スリット窓の大きさを変えることも可能な他、プライバシーを重要視しつつ光だけを取り入れたい場合には、すりガラスにするというのもおすすめです。
オレンジのチェアが映えるシンプルでモダンな会議室
シンプルな内装に映える、オレンジのチェアとグレーの絨毯で明るい雰囲気に
こちらは会議室の内部です。
シンプルな内装ですが、オレンジがかったチェアと薄いグレーの絨毯がポイントとなって明るい雰囲気です。
ウッド調の家具が落ちついた雰囲気を演出する業務スペース
打合せも行える個室を完備した業務スペースで集中とコミュニケーションを両立
こちらは業務スペースです。
個室内はデスクスペースと打合せスペースを完備しています。
自然光が差し込む明るい業務スペース
遮光ブラインドで自由に窓からの光の量を調節出来る快適なオフィス空間
床は、オフィス家具の色味に合わせて、濃いめのグレー絨毯をセレクトしました。
全面ガラス窓からは自然光が差込む明るい空間です。
遮光ブラインドで光の量を調節できる仕組みです。
「Garage」おしゃれなデスクが映える業務スペース
オフィスっぽくないおしゃれで落ち着きのあるデザインが特徴的な「Garage」の家具
社員の方が使用されるオフィス什器は、ダークな木目調とブラックチェアで統一しています。
デスクは「Garage」のもので、お客様セレクトです。
Garageは、PLUSが運営している仕事場インテリアショップで、オフィスっぽくない
おしゃれで落ち着きのあるデザインが特長的です。
今回選ばれているのは、「fantoni(ファントーニ)」というアイテムで、細身のフレーム脚が他ではあまり見ない個性的なデザイン、イタリア性です。
濃木目の天板に白の脚というカラーコンビネーションもおしゃれですね。
セットになっているキャビネットも便利に活用できます。
今回のオフィスデザインにおいてこだわったポイントの一つが防音です。
機密事項やお客様の個人情報を話す機会の多い業種のオフィスデザインにおいては、押さえておかなければならない項目の一つだと思います。
防音性の高いオフィス空間作りにおいて重要なことの一つは隙間を減らすことです。
特にドアには目につかない場所に隙間があることが多く、そこから音が漏れてしまうことが多いです。
また素材においても、前述した通りガラス素材は音が漏れやすいのであまりオススメ出来ません。
防音素材を間に挟める壁が、もっとも遮音性を高めます。
また、最近では完全に音を遮断するのではなく、わずかな大きさの雑音を流すことで、会話の内容が聞こえないようになる“サウンドマスキング”という方法もあります。
サウンドマスキングは、音のセキュリティとなるだけでなく個人業務に集中したいときの雑音防止にもなります。
メーカーによっては、天井内にスピーカーを設置できるタイプもあり、景観を損ねない上マイルドな音で自然な防音効果を生み出すことも可能です。
防音性を高めたいけど、大掛かりなオフィス改装やリフォームは難しいという士業の方にとてもオススメです。
- お客様
- 税理士高木秀輔事務所
- 業種
- 税理士事務所
- 工事範囲
- 内装工事・間仕切り工事・家具工事・電気工事・電話/LAN工事・サイン工事・引越し
- 坪数
- 24坪
- 設計打合せ
- 2ヶ月
- 工事期間
- 2週間
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