コンパクトでも素敵なリフレッシュルームがあるオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、医療関係のコンテンツ制作を手がけられているお客様の新設オフィスデザイン事例です。
おつきあいのある方からご紹介を頂きコンペに参加し、デザインをお手伝いさせていただきました。
今回は、コンパクトな空間の中に複数のコーナーを作る必要があったため、オフィス全体を有効活用しレイアウトも無駄が出ないように工夫しました。
またコストをセーブしたいとのご要望にも応えるべく、間仕切りと家具に様々なコストカット術を施しました。
全体的には、コーポレートカラーである青を活かした、ホームカフェの様なオフィスデザインに仕上がっています。
“コンパクトなオフィスでも、妥協せず充実したオフィス空間を作りたい”とお考えの方にぜひご参考にしていただきオフィスデザイン事例です。
ブルーのサインが目を引き調和が美しいエントランス
無印のシンプルな棚がアクセントになっているスタイリッシュで機能的なエントランス
こちらはエントランスです。
エントランスはコーポレートカラーであるブルーのサインが目立つよう、白を基調にしています。
さらにスポットライトを当てることで、企業ロゴがひときわ輝いて見えるようになります。
壁面には、お客様が今後アレンジ出来るように棚を付けました。
こちらは無印のものをセレクトしています。
自然光とウッドのあたたかみが心地よいカフェコーナー
光の調整ができるように窓にはブラインドを吊るし、ほっと一息出来るカフェコーナーに
こちらはカフェコーナーです。オフィス内のマグネットスペースとして使用されています。
業務スペースとは違う、リフレッシュできる空間にしたいとのご要望があり、ウッド素材を使ってぬくもりある雰囲気をデザインしました。
自然光が入る窓面にはハイカウンターを設置し、休憩や作業スペースとして活用出来る空間にしました。
窓にはブラインドを吊るすことで、光の調整ができるようになっています。
便利な電化製品も完備されたおしゃれな共有ロッカー
中身が見えないボックスは黒の差し色がおしゃれで実用的。カフェスペースがより快適に
左側に見えているのは、カフェスペースに設置している共有ロッカーです。
扉のない部分には、ボックスを入れて中身が見えないようにスッキリ収納できるようにしています。
黒が差し色になっていておしゃれですね。
カフェスペース内には電子レンジやコーヒーメーカー、ポット、冷蔵庫、ウォーターサーバーなど、あると便利な電化製品を設置しています。
ドミナントカラー配色がおしゃれなミーティングコーナー
ドミナントカラーでまとめた、ミーティングコーナーはリーズナブルな家具でおしゃれな空間に
こちらは、ミーティングコーナーです。床はドミナントカラー配色にしてポイントとしました。
ドミナントカラーとは、配色全体の印象を支配する色・色調のことでドミナントカラー配色とは、一つのキーカラーを元に全体を同じ色相で統一した、多色配色のことを指します。
今回の場合は、ブルーをドミナントカラーとし、濃紺やスカイブルーなどの同系色を組み合わせて、ドミナントカラー配色を作り、デザイン性がありながらもまとまった絨毯に仕上げました。
イスは、インターネット通販でリーズナブルなアイテムを探してチョイス、テーブもサイズの合う既製品を組み合わせています。
テレビは壁に固定してすっきりとした印象にしています。
コーポレートカラーを活かしたスッキリした業務スペース
快適な座り心地とスタイリッシュなデザインのオフィスチェア、バロンを採用
こちらは業務スペースです。
オフィス内部の柱はコーポレートカラーを使いました。ウッド素材とも良く馴染んでいます。
天井の一部はカフェスペースの流れを活かして木目天井にしました。
イスは、オカムラの“バロン”というオフィスチェアの中古品を採用しています。
Baron[バロン]は、イタリアのインダストリアルデザインの名門“GIUGIARO DESIGN”とオカムラとの共創から生まれました。
スタイリッシュなデザインでありながら、人間工学が生み出す快適な座り心地を実現する機能性は、オフィスシーンでとても人気のアイテムです。中古であればお手頃な価格で購入できることもあります。
テーブルは、サイズをあわせて天板を造作し、脚の部分は既製品を組み合わせて作りました。
コストを抑えてもチープさはゼロの効率的なオフィスレイアウト
コンパクトスペースでも、17人分の業務スペースと会議室・リフレッシュルームを実現
こちらは、今回のオフィスデザインにおけるレイアウト図です。
24坪というコンパクトなスペースに、17人分の業務スペースと会議室・リフレッシュルームを作るということで、レイアウトに工夫が必要でした。エントランスからの通路部分にリフレッシュコーナーを作り、業務スペースを奥に置くことでセキュリティを確保しました。会議室はエントランス部分に入り口を作ることで来客が業務スペースを通らないで済むレイアウトになっています。
また、今回のお客様は先々にオフィス移転されることがすでに決まっており、こちらはコンテンポラリーなオフィスであったため出来る限りコストは抑えたいとのご要望を頂いておりました。
ただ、チープなオフィスにはしたくないとのご希望もあったため、オフィス内の間仕切りをすべて天井がオープンなものにし防災設備や空調に余計なコストがかからないようにしました。
また、使用する家具もブランドにこだわらずインターネットでオシャレ且つリーズナブルなアイテムをお客様と一緒に探してセレクトすることで、限りあるご予算を有効に活用できるよう工夫しました。
コンパクトスペースも広く感じさせるレイアウト
床の素材で仕切り感を演出しエントランスからリフレッシュルームまで無駄なくレイアウト
こちらは床伏図です。
コンパクトなスペースをより広く使うために、今回はエントランスからリフレッシュルーム、業務スペースまでを完全な仕切りなしでレイアウトしています。ただ、床の素材を塩ビタイルと絨毯に変えることでコーナー間を仕切る工夫をしています。会議室の絨毯は、より色味の強い個性的な柄にすることで、個室感を保たせています。
- お客様
- アズーリ株式会社
- 業種
- Webサイトのプロデュース・企画・製作・運用
- 工事範囲
- 内装工事・間仕切り工事・家具工事・電気工事・サイン工事
- 坪数
- 24坪
- 設計打合せ
- 1.5ヶ月
- 工事期間
- 15日間
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