レイアウトが肝!スペース効率を追求したオフィスデザイン事例
今回ご紹介するのは、成分の分析・検証事業を展開されているユーロフィングループ(日本国内)の、管理部門を取りまとめていらっしゃるお客様のオフィスデザイン事例です。
60坪という限られたスペースながらもレイアウトを工夫し、2部門分の業務スペースとカウンター席、会議室3つ、ディレクター・ルーム2つ、ファミレスブース2つ、ミーティングスペース2つと、様々な要素を盛り込みました。
機能性を高めるために施した細かな工夫も必見、“新しいオフィスで実現したいことがたくさんあるものの、広さが足りない…”とお困りの方にぜひご参考にしていただきたいオフィスデザイン事例です。
斜めのラインが印象的なエントランス
受付の斜めのラインが印象的なエントランス
今回は、WEBサイトへお問合せ頂いたのをきっかけに、オフィスの全面リフォームをお手伝いさせて頂くこととなりました。
お客様からのご希望により、実際に担当者様とお会いする前にメールのみで、ご要望のヒアリングからオフィスデザインのご提案までを進めていきました。
オフィスのレイアウト図
限られたスペースでレイアウトを工夫したオフィスのレイアウト図
オフィスのレイアウト図
エントランスから会議室にダイレクトに繋がるオフィスのレイアウト図
こちらがオフィス全体のレイアウト図です。
“会議室を増やしたい”とのことでしたので、これまでの2部屋から5部屋まで増やしました。
また、以前は業務スペースを通って会議室に入る導線だったのですが、今回はエントランスからダイレクトに繋がるレイアウトへ変更しました。
間接照明が光る近未来的なエントランス
ブルーと白ベースの間接照明が光る近未来的なエントランス
こちらはエントランスです。
ブルーと白をベースに、お客様の分析・検証という事業を表現しました。こちらはコンペの段階から気に入って頂いていたデザインです。
間接照明が光る近未来的な雰囲気になっています。
清潔感のある素材を採用したエントランスデザイン
光沢が出るつるつるした塩ビタイルを使用した清潔感のあるエントランス
側面にはステンレスシートを貼ってインダストリアルなエッセンスをプラスし、床にはダークカラーの石目シートを貼りました。塩ビタイルは、光沢が出るつるつるした素材で清潔感がでます。
入退室を管理するセキュリティシステム
カードリーダーとコントローラーが一体化した入退室を管理するセキュリティシステム
入退室を管理するセキュリティシステムは、カードリーダーとコントローラーが一体化したタイプのものをチョイスしました。こちらはメイン機一つでログ管理までできるのが特徴です。
また、本体にカメラが付いており、カードタッチと同時に顔写真を撮影し保存することも可能なので、他人のカードを使用して入室した場合もチェックできます。
お値段も比較的リーズナブルです。
ライトな雰囲気の会議室
薄いベージュのカーペットでライトな雰囲気を演出した会議室
こちらは最大12名収容可能な大会議室です。
可動式のテーブルを組み合わせているので、必要に応じてレイアウト変更が可能です。
テーブルとイスは、これまで使用されていたものを転用しました。
床は薄いベージュのカーペットを敷いて、長時間の会議にも疲れないライトな雰囲気にしています。
今回、全会議室の壁にホワイトボードシートを貼り付けました。
必要に応じて、全面貼りの部分と部分貼りを組み合わせています。
ホワイトボードシートは、全面貼りするとかなりコストがかさみますので、主に使用する中央部分を中心に貼っていくのがオススメです。
プロジェクターを設置した会議室
ワイヤレスのプロジェクターを設置した会議室
大会議室の反対側には、ワイヤレスのプロジェクターを設置しました。プロジェクターを投影する壁のホワイトボードシートは、段差が投影されないように全面貼りしました。
オレンジを基調としたシンプルな会議室
企業ロゴカラーの鮮やかなオレンジのカーペットが印象的な会議室レイアウト
こちらは6~8人用の中会議室です。
企業ロゴカラーの一つである鮮やかなオレンジを基調とし、あえてそれ以外のカラーを入れずシンプルにまとめました。
部屋と廊下の間仕切りはプライバシーが守れられるすりガラスにしました。2本の透明線をつけることで部屋の使用状況を確認できるようにしています。
ホワイトボードシートを取り入れた会議室
壁の中央部分にホワイトボードシートを取り入れた会議室
こちらも壁の中央部分にホワイトボードシートを貼っています。
ブルーを基調とした明るい会議室
ブルーを基調とした自然光が降り注ぐ明るい会議室
こちらは4名用の小会議室です。
こちらは、企業ロゴカラーの一つであるブルーを基調にしました。
窓に面している部屋なので、自然光が降り注ぐ明るい部屋です。
これまで使用されていたブルーのイスを合わせました。
会議室としても使用できるディレクター・ルーム
ドアのガラスで在席状況が一目でわかるシンプル設計のディレクター・ルーム
こちらは、ディレクター・ルームです。ドアには大きなガラスを入れて、在席状況が分かるようにしています。
マネージャーが不在の時は、会議室としても使用できるようシンプルに設計しました。
レイアウトを工夫した業務スペース
上の空間を有効活用できるように設計した業務スペース
こちらはメインの業務スペースです。
長テーブルの固定席になっています。上部は棚として使用できるよう、正面にフレームを取り付けました。一部のフレームは、モニターを立てかけられる仕掛けも施されています。
これまでデスク下にあったワゴンは廃止して、上の空間を有効活用できるよう設計しました。
デスクはコクヨのもの、ショールームでお客様と一緒に選びました。
チェアは、これまで使用していたものを転用しています。
落ち着いて仕事ができる人事部のセクション
背面式レイアウトで落ち着いて仕事ができる人事部のセクション
こちらは人事部のセクションです。
個人情報を取り扱うセクションなので、人の出入りが少ない奥のスペースに配置しました。落ち着いて仕事ができるよう背面式レイアウトにしています。
開放的で明るい雰囲気のフリーカウンタースペース
窓の外が開けており開放的で明るい雰囲気のフリーカウンタースペース
こちらは、5mのフリーカウンタースペースになっています。グループ会社の方が来られた時に業務されたり、社内の方がお昼を食べたりするのに利用されています。窓の外が開けているので開放的で明るい雰囲気です。
打ち合わせに使えるファミレスブース
造作パネルで囲んだゆっくり打ち合わせができるファミレスブース
こちらは打ち合わせに使えるファミレスブースです。ソファの下は収納スペースになっており、防災用品を入れています。
周りは、高さ150cmの造作パネルに囲まれているので、ゆっくり打ち合わせすることができます。
オフィス完成後、追加でLEDの照明工事も行いました。
LEDにすることで空間全体が明るくなります。
約1ヶ月の工事期間中は、オフィス内に仮業務スペースが作られ、一部の社員の方はそちらを利用されていました。
この様な“居ながらリフォーム”は、時に工事による大きな金属音が鳴ったりと業務しづらいこともある一方で、工事の内容をお客様と都度確認しながら進められるので、認識の齟齬が起こりづらいというメリットもあります。
今回は、弊社の管理スタッフがお客様と工事業者との調整を行い、お客様の業務を止めずに進められたオフィスリニューアルでした。
- お客様
- ユーロフィン・エヌエスシー・ジャパン株式会社
- 業種
- ユーロフィングループ(日本国内)の管理業務
- 工事範囲
- エントランス・業務スペース・会議室・共有スペースなどオフィス全体
- 坪数
- 60坪
- 設計打合せ
- 2ヶ月
- 工事期間
- 1ヶ月
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