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オフィスの壁デザイン│独特の素材感と風合いを醸し出す“左官仕上げ” 

オフィスの壁リフォームというと、木目調やナチュラルカラーのクロス貼りやペンキ塗装が主流ですが、本物志向の方は“左官仕上げ”を検討してみるのもおすすめです。

左官仕上げを取り入れた壁は、クロスやペンキ塗装では実現できない天然素材ならではの質感と、手作業ならではの上質感を出すことができます。

そこで今回は、この左官仕上げに焦点を当てて、素材毎の特徴や採用するメリット・デメリット、押さえておきたいポイントなどをまとめました。
また、弊社がこれまでに手掛けた左官仕上げを取り入れたオフィスデザイン事例も4種類ご紹介しています。

和の要素を取り入れたオフィスデザインを検討中の方や、シャープ・クール・リッチ・スタイリッシュなどをテーマにしたオフィスデザインを検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

オフィスの壁デザイン手法“左官仕上げ”とは?

オフィスの壁デザイン│独特の素材感と風合いを醸し出す“左官仕上げ” 

左官仕上げとは、オフィスの壁をリノベーションする際に、シートやペンキではなく天然素材を直接塗って仕上げるデザイン手法のことです。

オフィスの壁のリノベーション方法は大きく分けて2種類あって
1)元の壁紙を剥がす→パテ処理(面を平らにする)→貼る(クロス/木材・レンガ等の天然素材など)
2)元の壁紙を剥がす→パテ処理(面を平らにする)→塗る(塗装/漆喰・珪藻土などの天然素材)

左官仕上げは2)の方法で、主に漆喰や珪藻土などの天然素材を使います。
また、左官職人が熟練の技を使って手作業で丁寧に仕上げるというのも大きな特徴です。

使われる天然素材は、漆喰・珪藻土・しらす・土・イタリアンスタッコ・モルタルなどがあり、素材によって、オフィス空間に醸し出される雰囲気がことなります。

また模様のつけ方も、左官職人がコテ・くし・ハケのどれを使ってどのように塗るかでデザインが変わり、それぞれ独特の風合いを醸し出します。

漆喰や土・珪藻土を使った左官仕上げの壁は丈夫で機能性が高く、昔から日本家屋で使われてきました。
一時は、西洋建築の台頭と職人減少によって衰退していたのですが、最近の和モダンの流行と共に再び注目を集めるようになっています。

多くは、一般家庭や旅館などの建物ですが、最近はオフィスのエントランスや会議室応接室などでも取り入れられることが増えてきています。

左官仕上げの壁使われる様々な素材の特徴

オフィスの壁デザイン│独特の素材感と風合いを醸し出す“左官仕上げ” 

ここからは、左官仕上げで使われる様々な素材の特性をご紹介します。

●漆喰
・原料は石灰です
・西洋のお城や蔵などによく使われていて、比較的つるっとした少し光沢のある素材です。
・丈夫で、カビ抑制なども効果が期待できます。
・内装の雰囲気を選ばず、どのようなデザイン空間にも調和しやすい素材です。

●珪藻土
・原料は珪藻の殻が化石化したものです。
・水に弱く汚れやすいので室外より室内向きの素材です。
・調湿性・結露防止・消臭効果が期待できます。
・くしでラインを入れたり、コテでなみを作るなどデザインの幅が広がります。

●シラス
・原料は、堆積した火山灰を削り出した素材です。
・断熱・調湿機能と節電効果が期待できます。
・消臭機能・化学物質の吸着機能もあり、空気清浄機いらずと言われています。
・ハケを使ったソフトラインや、コテをつかったランダム模様など様々な仕上げパターンがあります。

●イタリアンスタッコ
・イタリアの漆喰のことです。
・成分は石灰と大理石のパウダーと顔料です。
・日本の漆喰よりも光沢感が強いです。
・高級感のあるオフィスデザインやエントランスなどに向いています。

●モルタル
・原料はセメントと砂を混ぜたものです。
・固くなめらかな質感が特徴的です。
・重厚感とクールさのある空間をデザインできます。

オフィスデザインで左官仕上げを上手に取り入れるコツ

オフィスの壁デザイン│独特の素材感と風合いを醸し出す“左官仕上げ” 

ここからは、オフィスの壁で左官仕上げを取り入れる際に、事前に知っておきたいメリット・デメリット、そして押さえておくべきポイントをご紹介しています。

●メリット
・湿気除去・気温調整・消臭効果など機能性の高い素材が多いです。
・天然素材なので、身体に安心安全です。
・手仕上げならではの独特の風合いと上質感を作り出すことができます。

●デメリット
・クロスや塗装と比較すると工事期間がかかります。
・工事費用が上がります。
・クロスや塗装のように手軽にリノベーションすることが難しいです。

●押さえておきたいポイント
・左官仕上げは、すべての壁で取り入れるとコストがかさむので、オフィスの中でも特に目立つ、エントランスや応接室などで部分的に採用するのがおすすめです。
・オフィス全体のデザインやテーマに合わせて素材・模様を検討しましょう
闇雲に取り入れてしまうと、古臭い雰囲気になったり、侘しい印象になったりするので
色味や他のインテリアとのバランスを考えることが大切です。
・仕上がりが職人さんの腕次第となりますので、熟練の方に依頼するようにしましょう。

最後に、弊社が手掛けた左官仕上げを取り入れたオフィスデザイン事例を4つご紹介します。

左官仕上げを取り入れたオフィスデザイン事例①:法律事務所

オフィスの壁デザイン│独特の素材感と風合いを醸し出す“左官仕上げ” 

こちらは、法律事務所のエントランス及び大会議室の壁を左官仕上げにした事例です。
グレーや黒を基調としながらも、コテでランダムになみをつけているので、重くなり過ぎず高級感のある落ち着いた雰囲気にまとまっています。

※上記のオフィスデザイン事例に関する詳細は、下記のWebページで詳しくご紹介しています。
https://work-design.co.jp/showcase/detail.php?c_no=390

左官仕上げを取り入れたオフィスデザイン事例②:和モダンなエントランス

オフィスの壁デザイン│独特の素材感と風合いを醸し出す“左官仕上げ” 

こちらは、“本社のある京都をイメージしたエントランスにしたい”とのご要望を受けてデザインしたエントランス事例です。
格子や枯山水・水面をイメージした円形の箱庭と合わせて、壁を赤茶色の左官の塗り壁にしました。
和モダンでおしゃれな空間にまとまっています。

※上記のオフィスデザイン事例に関する詳細は、下記のWebページで詳しくご紹介しています。
https://work-design.co.jp/showcase/detail.php?c_no=399

左官仕上げを取り入れたオフィスデザイン事例③:ナチュラルな空間にも…

オフィスの壁デザイン│独特の素材感と風合いを醸し出す“左官仕上げ” 

こちらは、どうしても無骨になりがちな左官塗りを自然に取り入れた事例です。
R状になっているエントランスの壁を左官の塗り壁にし、柱部分は樹木柄のベージュのクロスを、床は芝生を思わせるようなグリーンを組み合わせています。

※上記のオフィスデザイン事例に関する詳細は、下記のWebページで詳しくご紹介しています。
https://work-design.co.jp/showcase/detail.php?c_no=399

左官仕上げを取り入れたオフィスデザイン事例④:素材感を最大限活かす

オフィスの壁デザイン│独特の素材感と風合いを醸し出す“左官仕上げ” 

こちらは、異世界に迷いこんだような不思議な空間のエントランスです。
左右がコテを使った左官の塗り壁です。
R壁はパワーが発散・拡大することをイメージしてデザインしました。
触ると少し凹凸が感じられます。

床は対象色である黒の磁器タイルを敷いて、スタイリッシュな雰囲気にまとめています。

※上記のオフィスデザイン事例に関する詳細は、下記のWebページで詳しくご紹介しています。
https://work-design.co.jp/showcase/detail.php?c_no=27


その他にも、様々なオフィスデザイン事例がございますので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください。
また、弊社では熟練の左官職人ネットワークがございますので、“和モダンオフィスにしたい”“上質感のあるオフィスにしたい”とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください!

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